誰がログ

歯切れが悪いのは仕様です。

ニセ科学

日本語ってさあ、

ついでに疑似言語学のお話でも。ネタとしてはこの辺りとか↓ 秘密結社鷹の爪 - 一言語学徒の日記 なんじゃごりゃあああ - 一言語学徒の日記 母語特殊論に関しては、↓ 私は日本語を愛しています - 思索の海 そこでもリンクしてますが、言語を比べることの大変…

沖縄でホメオパシー

※新しく手に入った情報はエントリの下の方に追記していっています。 はてブから*1↓内容的な突っ込みは黒影さんの記事を待つとして、ちょっと情報の整理なんかを。 はてなブックマーク - ホメオパシーイベント体験談 思わずこれまで留保にしていた「ニセ科学…

言語学的自然主義の誤謬

以下のブクマコメントでちょっと言い足りないと思ったのでちょっとだけ補足…って思ってたけど結局長くなったorz はてなブックマーク - 柳瀬尚紀を読んでからニヤニヤしている国語学者(とその追従者たち)を見るととてもげんなりさせられる - ハックルベリー…

表現内容と表現方法

詳細は以下のエントリから色々辿ってみてください。 幻影随想 別館: 福岡批判への反応が面白い件 あと、この件に関してはすでにTAKESANさんがわかりやすいエントリをお書きなので、そちらもどうぞ。 言葉遣い: Interdisciplinary 気になったのは表現方法につ…

魔法の言葉「仮説に過ぎない」

魔法の言葉、ってのは言いすぎかな…a-geminiさんの以下の記事を読んで。 http://a-gemini.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/vs_1_59e5.html 以下引用(引用の中の引用部分は福岡伸一氏の発言)。以下の話では福岡氏の主張そのものには踏み込みません、念のた…

最初マンガの(ゲーム脳みたいな)話かと思ってタイトルだけ見てスルーしてたら

なんか言語の話をしていた。果たして気付いたのは良かったのかどうか。 これだけでもうわかる人は何の話かわかってると思いますけれど、ニセ科学問題でもやもやしていたことをやっとで少しアウトプットできたと一息ついていたらこんなものに出会ってしまいま…

一般化したくない病

題名はだいぶ前に読んだ時からずっと気になっていたこちらのエントリに引っ掛けてます(内容には直接言及しませんが)。 「個人的な問題でも一般化したい病」について: 不倒城

「「予言成就」コメント欄の続き」コメント欄の続き

というわけで第三弾です。 予言成就 - 思索の海 「予言成就」コメント欄の続き - 思索の海 なんでこうやって新しいエントリを立てなければいけないのか、という説明は2の方に書いてあるので、そちらをどうぞ。 あと、僕が最後にコメントした後のやりとりはあ…

僕がニセ科学問題に(ちょこちょこ)コミットしているわけβ版

確か正月辺りに書く書く言っておきながら全然書いてなかったので。poohさんのこの記事にかこつけて書いておこうかな、と。 ※書き終わって痛感しましたが、やはり難しかったです。長いわりにまとまってないのでご注意ください。長いのだるい、という方は太字…

打席に立とうとしない人々

比喩は苦手なのですけれど(いつも通り先に言い訳)。 まずLightさんのブログ「乗りかかった小船」の「最初から考えてみた」というエントリのコメント欄のnaokoさんのコメントの検討から。 「水に話しかけると、水がそれに応える」ということなら、 わたしはそ…

「予言成就」コメント欄の続き

以下のエントリに関して。 予言成就 - 思索の海 はてなのコメント欄の総字数制限を超えてしまったらしく、いくつかの新しいコメントが反映されていません。事情の簡単な説明を書いておこうと思ったら、それすらもはじかれてしまいました。この仕様の詳細につ…

出会ってから調べてみる

違い: Interdisciplinary 上記のTAKESANさんのエントリのmoharizaさんのコメントが気になったので。直接コメントした方が良いのかもしれませんが、以前から気になってたことでもあるので自分のところに書いておきます。 ※追記(2008/05/05) optical_frogさん…

水伝批判を書いてからそろそろ一年

本当に早いもので、以下の記事を書いてからそろそろ一年が経とうとしています。 「水からの伝言」に言語学の立場から反論する - 思索の海 簡易版:水に答えを聞く前に - 思索の海 これを書いた時は、実は「もうほとんど沈静化した話題だろうけど一応ダメ押し…

予言成就

※追記(2008/05/09) コメント欄がいっぱいになってしまいましたので、続きと事情解説のエントリを新しくたてました↓ 「予言成就」コメント欄の続き - 思索の海 玄倉川さんの約三ヶ月ほど前の予想がどうやら最近的中したような気がしています。

「言葉(だけ)でのやりとりって無意味/無駄だよね」みたいな言い方について

各論というか詳論を考えていたらきりが無くなってきたので、いい加減僕の考え方の大枠だけでも示しておきます。これじゃいつまでたってももやもやし続けるだけなので。 ※なんというかここでトラバを送る方々にとっては「今更エントリ」だと思いますが、言及…

アメリカの言語の院生と創造論とかの疑似科学の話をした

結構興味深い体験だったのでメモ。 僕がそういうテーマに興味があるという話はしたことが無かったのでちょっと驚いた。確か言語に対する科学的アプローチと形而上学的/思弁的な疑問を区別できてない質問とかされるとだるいよね、という話が発端だったかな。…

「そんなつもりじゃなかった」ら議論や批判は免れられる(べき)か

以下のエントリを読んでいたらニセ科学批判活動についても他人事ではない様な気がしてきたのでちょっと考察してみます。 2008-03-06 考察の前にちょっと前置き。上記エントリと同ブログ内での関連エントリ、他ブログでの言及エントリやはてブコメントを読ん…

スピリチュアル言語学

以前negenさんのところでこんなネタがありましたが↓ オーラの言語学 - ネ言 negen ※ここから先はネタです。どんな立場の人もあまり本気にしないでください。

いくつかの疑似科学批判批判?についてのいくつかの違和感

※このエントリの内容は多少自意識過剰/過剰防衛気味であるかもしれませんが、どうにも最近もやもやっとさせられることが多いので、少し吐き出しておきます。同じようにもやもやっとしている方々の思考のきっかけにでもなれば幸いです。 ※長いです。 ※追記:…

例の水伝騒動雑感

玄倉川さんが非常に便利なまとめエントリを書いてくださったので紹介しておきます(追加関連エントリもあります)。 左のほうの「水からの伝言」騒動を観察する - 玄倉川の岸辺 一応関連記事はある程度追っていたのですが、お返しトラバ?という文化のせいな…

卒論と学問リテラシー?

以下、卒論を書かなくてよい学部、学科があることはもちろん承知の上で。 ほぼ一年、あるいはそれ以上の時間をかけて、大きな一つのテーマについて問題を絞り込み、調査し、論文や資料などを読んで、なおかつそれらに対する自分の思考をまとめ、一つの文章群…

「いっちょ有効なニセ科学批判批判論でも考えてみるか→すぐに挫折」から考えたこと

※追記:書いてから気付きましたが、このエントリはある程度ニセ科学を扱っているサイト(とそこでの議論)を色々見てまわっていないとよく理解できないかもしれません。ご了承ください。 ※追記2:コメント欄のやりとりは、このエントリやニセ科学批判に関す…

議論におけるタグ付けとしての罵倒表現

ここ最近ふと考えたこと。 僕は基本的に言論、特に論理が必要とされる議論においてなんで人を罵倒するような強い表現が使われることがあるのかよくわからなかったのだけれど*1、なんだかそういう強い表現って「タグ」としての機能を持っているんだなあ、とい…

言語と文化とニセ科学

※この記事はちょっとした感想というか愚痴です。しかもまとまってませんorz特定の言説を取り上げずにこういうこと書くのはあまり良くないことなのかもしれませんが…そのうち詳しく書きたいとは思いっています。金谷氏批判にもニセ科学批判にも(多分)つなが…

水からの伝言関連記事

おすすめ 2020年に書いた改訂版です。2007年に書いた元の記事の解説・表現を見直して内容を絞り,少し読書案内を付けました。dlit.hatenadiary.com そのほか 「水からの伝言」に言語学の立場から反論する:最初に書いた言語学的な見地からの水伝への批判記事…

水に答えを聞く前に

僕が「水は答えを知っている」「水からの伝言」「水伝」といったようなタイトルに代表されるようなニセ科学の言説に対して、純粋に言語学的観点からのみ反論を試みた以下のエントリを書いてから、ちょうど三ヶ月ぐらいになります。 「水からの伝言」に言語学…

「水からの伝言」に言語学の立場から反論する

追記(2020/12/28) 改訂版を書きました。解説・表現を見直し,少し読書案内を追加しました。dlit.hatenadiary.com はじめに というわけで、宣言どおり「水からの伝言」に対する言語学的な視点からの反論を書いておくことにします。 これまでこのブログでは…