誰がログ

歯切れが悪いのは仕様です。

「国家の品格」を読む

遅ればせながら読みました↓

 主張がはっきりしていて読みやすかったですね。論争・問題になりそうなところを口当たりの良い表現や持って回った言い回しなんかで誤魔化してない。最初に「自分はこれから書くことを全て正しいと確信している」と断言してあったのにも好感が持てました。
 内容としてはまあ当たり前かもしれませんが、賛同できるところ、要考慮、反対したいところがそれぞれありました。特に頷いたのは「(学校で)小学校からの英語教育はダメ」ってところとか、「良し悪しには理由が付けられないことがある」というところでしょうか。
 ただ、話を単純化するためだと思うのですが、「合理(的)」と「論理(的)」の区別をああまりしていないのが気になりました。それぞれを絶対視することに対する反例の具体例が結構出てきますが、きちんとどっちに対する反論なのか判断して読むのはそれなりのトレーニングを積んでいないと難しいのではないでしょうか。特に「論理」にはいくつかのレベルがあるので誤解、混乱する人がいないことを祈ります。著者の主張や証明だって、全てこの「論理」に従って行われているわけですし。まあ、著者は論理を否定するわけではないので問題ではありませんが。
 ちょっと過激な本音を出すと、あまり真新しい感じはしなかったです。僕はこの本に対する世間の評価はあまりわからないのですが、むしろ、この本が「画期的!」ともてはやされるのならば、そのこと自体が問題なのでは…
 このような種類の本に対してなら必ずそうだろうと思いますが、読む人にはぜひ一つずつの主張に対して「考えながら」読んでほしいと思います。「この本は素晴らしい→この本に書かれていることは全て正しい」なんてのは本書中で著者が最も攻撃している単純なロジックの一つでしょうから…
 特にこの本を読むことで西欧やその思考法、文化に対する攻撃的な偏見が生まれないことを望みます。新しい主張をする場合、何か対立するものを立てて論を進めるというのはわかりやすいので仕方ないところですが、僕は個人的に

  • 個人も国家も、他を攻撃することでアイデンティティーを保つようになっては危ない。

と考えているからです。
 この論点に関してはもう一つ、「ネット社会と情報の取得方法」という視点からも面白い議論が展開できると思いますが、長くなるのでまた機を改めて。
 ちょっと偉そうですが、この本は確かに一読に値すると思います。ですが、この本が日本人がとりあえず読むことだけで救われる救済の書としてではなく、思考の出発点として位置づけられて初めて、著者の数々の卓見も生かされてくるのではないでしょうか。

久しぶりに長めの練習

YJAMから丸二日蹴れてなかったので、今日は久しぶりに2時間ぐらい練習しました。やっぱりこれぐらいあると色々練習できて良いですね。
最近ホームページの方もかなり動画が増えてきたので、これからは動画を結構絞って載せていきたいと思います。これまでは撮れた動画はほとんどupしてましたから…(^_^;
今日はまずYJAMで発想を得て練習もしてみたVeil Foot Clutchへの入り方を一つ。まずはlift upから↓

これは慣れれば普通のリフティングからいくより簡単なんではないでしょうか。次は結構難しいです↓

逆足で上げてVeilっぽく挟むのは結構大変だと思います。まあダメってわけじゃないんですが、Front Foot Clutchっぽくなることが多かったですね。リリースもうちょっと変化つけたいなあ…
最近アイディアを実行してみたらやたら難しいってのが結構あるんですけど、次もそんな中の一つです↓

Nike本では体を落としすぎると次への動作に影響が、って書かれてましたが、見栄えを考えて、敢えて体を低くしてBounceしてます。左足が結構遠い距離を移動してまたぎにいかないといけないので、タイミング結構厳しいですね。あと、Bounceでちょうど良い高さと位置に上げるのも難しいです。つなげるのがAroundなら無理やりいけるんですが…

今日は上の撮影が終了した後、30分ぐらいずっとカメラ無しで核技とcomboの練習してました。やっぱり練習すると結構確率上がってくるような気がします。Sアラ2連もう少しで拾えたのに…そのうちcombo動画も上げられるように頑張りますね〜