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歯切れが悪いのは仕様です。

シンポジウム回顧録

というシンポジウムに土曜日だけ参加してきました。
これの感想はkaorinさんとこ(http://blog.drecom.jp/satokaori/archive/219)とうなさんとこ(2006-02-11 - こっそりと、うなの別邸)にもあります。僕もお二人の感想にはかなり共感。

内容は突っ込みどころ満載だったし、名前を挙げて角が立ってもいけないので(笑)全体的な感想を。
これは、前の日本語文法学会でも感じたことだけど、どうにも発表時間が短い気が…せっかくあれだけの素晴らしいスピーカーをそろえたのに、内容の伝達も中途半端、質疑も中途半端ではホントにもったいなし。
しかもほとんどの発表者が例文とか引用・定義の箇条書きスタイルのレジュメだったので、「時間の都合上、省略させていただきます」などとされてしまうとなかなか想像するのも難しい。
あと、一日7本はさすがにきついや(>_<)まあ、これは聞く方の問題かな。

理論の発表にはちょっと仕方が無いところでもあるんだけれど、データがかなりきつい(苦笑)あと、やっぱりこのテーマにはいわゆる日本語学・国語学の方に豊富な研究の蓄積があるので、引用も結構多かったけど、捉え方危うい人がいたぞ…よく○水・○宅両先生がキレなかったもんだ。

一番印象的だったのは朝一番の長谷川先生のイントロで、研究テーマをA(語形成とか),B(格とか),C(モダリティとか)に分けて、今まで生成文法(syntax)ではほとんどBしか扱ってこ(れ)なかった。今回はCに焦点を当てるという意味で、挑戦的な試みです、みたいなことを述べていた。
僕の研究分野はAとCなんですけど(笑)こんなところで「君はスタンダードじゃないよ」と認定されるとは思わなかった(^_^;ま、半分は意図的にやってるから良いんだけどね〜

さてと、今週の発表の準備頑張るかーちなみにテーマは「統語論と音韻論のインターフェイス」です。もはやABCいずれでもありませんね。まあどちらかというとAの方かなー