誰がログ

歯切れが悪いのは仕様です。

惚れっぽい

 今日非常に尊敬する先生(の一人)に誘っていただいて、飲んできました。本当は他の人も誘ったのだけれど、あいにく全滅。でも、結果的に非常に濃い、有意義な時間過ごせたので結果おーらい、かな。
 国語学、日本語学、言語学、生成文法、科学論、哲学、数学、歴史学、人類学、…などの話題のどれでも気にすることなく(時にはいくつもの内容を組み合わせて)ふっかけることができて、どの分野についてもうならされるような返答をもらえる相手というのはそうそういない。
 現在の言語学や大学教育に対する危機意識とか、科学、研究、言語に対する想いに色々近いものを感じる。これは相性の問題かもしれないけど、こういう相手もなかなかいない。
 飲みつつ話し込みつつ盛り上がりつつ、嬉しさで涙が出そうな瞬間さえある。
 僕の性質で、研究上の利点になっているだろうと思うものの一つに「惚れっぽい」というものがあると思う。
 「こんなカッコイイ研究がしたい!」、「こんなカッコイイ研究者になりたい!」という風にほれ込んでしまうことが多いのだ(論文でしか知らない人、生身で話せる人どちらでも)。惚れ込んだ相手からできるだけ色々なことを学ぼうとし、その人々に追いつけるように、自分の専門以外のこともがむしゃらに勉強するモチベーションを得る。
 そして、僕が本当に幸せなのは、そういって心底惚れ込むことのできる研究者が直に話せる関係の上に数人(も!)存在するということだ。