今回は寄り道っていうより愚痴です。愚痴だけです。はあ…
最近、mixiの日本語教師関係のコミュニティでまた金谷氏のことが話題になったのです。
まず、トピック(スレみたいなもの)を立てた人が議論の内容も、アカデミズムや日本語研究批判についても金谷氏の主張を全面的に信用していてちょっとショックでした…でもコミュニティに参加しているのは日本語教育や文法教育の専門の方ばかりではないので仕方ないところかな、と思いきや…その方とは別のすでに日本語教師として現場で頑張っていらっしゃる方が金谷氏を賞賛、しかも「画期的」と評していてこちらは本当にショック(>_<)
まあ、一口に日本語教師と言ってもそこへ至るまでの道はどうやら人それぞれのようだし、みんながみんな文法論や文法研究史にそれなりに詳しいというわけでもないと思うので、仕方ないところかなあ、とも思うのですけれど…今のいわゆる「日本語学」と呼ばれる分野は日本語教育との蜜月関係から発展してきたというところが大きかったと思うのですが、そういった事情を思い起こすと、ちょっと悲しくなっちゃいます…もしかしたら割合だけで見ると金谷武洋は知ってるけど寺村秀夫の名前は全く知らないなんて日本語教師が大多数だったりするのかなあ。僕なんかからすると怖い状況なんですが。
やっぱりわかりやすい本として売れてるってのは大きいな…誰か『『日本語に主語はいらない』はいらない』みたいな、わかりやすい本書いてくれないかしら(笑)