誰がログ

歯切れが悪いのは仕様です。

「お気に入り」と時間差ブクマ

 以下の記事を読んで↓ここ最近感じていたことを。

 「今頃?」という問いかけには、元記事にもあるように時にある種の含意が込められていることがあると思いますけど、「なんで今ブクマされたんだろう?」という疑問自体を持つことは確かにありますね。テーマによってはなんとなく見当が付くこともあったりしますけど。
 ここでいう「時間差ブクマ」というのもその「今頃ブクマ」に含まれることが多いと思うのですけれど、ブクマ0の状態から付くものではなくて、過去(特に情報が発表された頃)に誰かがブクマしたものに、ある程度の時間が経ってから付いたもののことを指すことにします。また、「今頃?」という場合は大抵結構な時間が経っていたりすると思うのですが、ここでは数日や1, 2週間単位の時間差も含めて考えています。
 結論を先に書いておくと、「お気に入り」を使っていると、そういう「時間差ブクマ」を便利に思うことが多い、という話です。まあものすごく便利、というまでの話ではないのですが。

いつ気付くか

 何回か書いているように、僕は「お気に入り」をメインで使っていて、ホットエントリなどは時間のある時に見るようにしています。さらに、他の手段ででもあまりネット上のホットトピックにアンテナを張っているわけでもないので、「今頃?」に気付くのは大体「お気に入り」を見ている時なのですよね。大体次のようなパターンです。

  1. 以前自分の「お気に入り」に追加しているユーザがブクマした記事を、時間が経って別のユーザがブクマした場合。
  2. ブクマコメントがたくさん付いているので読みに行ったら、他のブクマは大分前に付いたものであった場合。

どっちも便利

 まず1のような場合についてですが、これは数日の差でやってくることが多いような気がします。これの何が便利かというと、まず第一に自動的に記事のブクマなどの推移を知ることができます。はてブはブクマした記事を追跡し続けるのにあまり向いていないと思いますが、「お気に入り」に入れているユーザの一人が早めにブクマしてくれて、他の誰かが遅めにブクマしてくれると、その間にどれぐらいブクマが増えたのかわかりますし、忘れていた場合には記事の存在自体を思い出させてくれたりもします。特にブクマページの一番下にある関連エントリは後で見に行くほど増えているわけで、そのおかげでさらに面白い記事に出会ったりすることもあります。
 もちろん、どうしても気になる記事は最初に見つけた段階で追跡できるようにしておくようにしますが、上のような過程を経て、思わぬ拾い物をすることもあるのですよね。
 2については、単純に過去の盛り上がりや議論の記録に気付くことができるからですね。もちろんこれも自分が興味を持ったテーマについては、検索などで地力でたどり着くこともできますが、時間差ブクマのおかげで自分の全く知らない分野でのかつての議論などに出会うことができるのはありがたいです。

おわりに

 もちろん、誰がどんな記事をブクマしてくれるかはわからないわけで、何かの「当てにしている」わけではないのですが、こういう「遅いブクマ」をしてくれるブックマーカには感謝することも多いです。
 あ、あとブログを書いてる身としても、書いた後時間が経ってから付くブクマというのは嬉しいですね(これはブクマに限らず、トラバやコメントなどあらゆる反応について言えますが)。僕はブログを書くという行為について、ネット上に文章を「置いておく」という意識が強いので、時間が経ってからの反応があると、「置いておいたかいがあったかなあ」なんて思います*1

*1:もちろん、どんな反応でももらえること自体が嬉しいですけどね、ほとんどの場合。