「みなし月曜日」というのは今日初めて知りましたが(それほどよく使われている語ではないようですが)、月曜日ではないが月曜日と“みなす”曜日のことのようです。僕がなじみがあるのは「月曜振り替え(の日)」といった表現でしょうか。
いわゆるハッピーマンデー制度の影響で月曜日に休みが多く、その分大学などでは何らかの手段で月曜日の授業回数の確保が必要になるわけですね。最近の授業回数確保の厳格化とのコンボでなかなか厳しい学年歴のところも多いのではないでしょうか。
みなし月曜日も祝日月曜日の授業日も非常勤の講師にとってはとてつもなく恐ろしいものでして、何しろ学校中がそれで当たり前になっているので、直近になってもいちいち知らせてもらえないのです。学年歴にあるでしょ、と言われたらそうなんですけどね。
— KURAHASI Minori (@minorimironim) 2015, 1月 20
私は運良くそうなったことないんですけど、非常勤講師がみなし月曜の曜日、たとえば木曜だったとして、その日他校で授業を担当していたら、みなし月曜ほうの授業は休講せざるを得ないですよね。補講の日程も最近はタイトですし、えらい目にあいそう。
— KURAHASI Minori (@minorimironim) 2015, 1月 20
さて、僕はポスドク・専業非常勤時代は、最大で4つの大学で授業を担当していましたが、
運良く非常勤の授業で曜日振り替えにより担当科目がバッティングするということはありませんでした。
ただその後、専任になってから一度体験しましたので書いておくことにしました。状況は下記の通りです。
- 非常勤の授業を担当できるのが月曜日のみだった(本務校での担当科目や、片道2時間近くかかるなどの理由)
- 非常勤先の大学では月曜日の授業を他の曜日に振り替えるということが複数回あった
- 振り替えになった場合は本務校での他の授業と重なるため、非常勤先の授業を休講にせざるをえなかった
という感じです。
このケースでは、そこまで振り替えでまずいことになる回数が多くなかったのと、非常勤先の大学の教務の方で柔軟な対応をしてもらえたので大きな問題は無かったのですが、演習の授業だったのでひやひやしました(受講生の発表の回数確保が…)。結果的には、幸か不幸かそれほど受講生が多くならなかったので(前期の講義の方で飽きられたのかも…)、授業の運営上も大きな問題は起きず、ほっとしたのを覚えています。
来年度も1つまた別のところで非常勤の授業を持たせてもらえる予定があるのですが、そこでも開講曜日時限の調整では本当に担当の方に苦労をかけました…
みなし月曜の話とはちょっとずれますが、場合によっては(たとえば非常勤で受け持つ科目が必修などで開講曜日が固定されており希望通りに移せないなど)経済的に苦しくても、他に何の問題がなくても、曜日が合わないために非常勤の授業の掛け持ちができないというケースも色々あるのではないでしょうか。