タイトルの通りです。下記のような記事絡みで「理系はそもそも男性が多いから」という話が出てくることがあると思うのですが,
私の体感だと大学・研究関係では人文系でも女性はそんなに多くないなあという実感があって,もやもやしています。以前,下記のようなコメントもしていました。
大学教員になり会議や学会の委員会に出るようになったら学部・大学院ではけっこう見かけた女性の割合がぐっと減っていて異様に感じたことがある / “異見交論54 「国立大学長の3分の2を女性、外国人、企業家に」長谷川真理子・総合研究大…” https://t.co/7nNCndGE4v
— Takumi TAGAWA (@dlit) September 11, 2018
会議に男性が多い
私は大学では人文系の学部,大学院,あと教育研究科などに関わっていて関連の会議に出るのですが,男性が多くて女性もそれなりにいるよとは言えない比率だと思います(多いところだと4分の1は超えてるので理工系に比べれば多いのでしょうか)。私の関わるところだけたまたまそうなのかもしれませんし,これも組織・分野で違いがあるのでしょうけれど。
学会の委員会でも同様のことを感じます。日本語教育学会のように女性が多いところもあったりしますし,日本英語学会の現会長は伊藤たかね先生だったりということはありますけどね。
背景?
ジェンダーに関する議論で「リスキーな人生の選択(夢を見ること)が男性に許されがち」みたいな話があったと思いますが,少なくとも私に関して言えば大学院の頃は女性の院生ってもっといたんですよ。なので上のブコメに書いたように「減った」という感じがします。
博士号を取得した人やいわゆるテニュア(専任,任期なし)の大学教員ポストに就いている人ですら,女性であるというだけで結婚や出産を期に研究や仕事を辞めることをすすめられるというケースを複数知っていまして,こういうのが関係していそうかなと。
一方で,大学教員は今の5, 60代の男性でも若い頃がんがん育児やってたりという人もいて育児周りのことには理解や配慮があったりという経験もしました。でもものすごくひどいマタハラ・セクハラの事例(退職に追い込まれるレベル)もそれなりに聞きますので,かなり人によるというところが大きそうです。だいたいの組織はそうなんでしょうか。