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歯切れが悪いのは仕様です。

3月末の雪とつくばとテニスの思い出

東京在住です。書いている今のところ雨ですがほんとうに雪になるのかな。

こんな状況の中,3月末に雪が降るかもということで話題になっていますが,3月末の雪ということで大学入学直前の体験を思い出しました。1998年3月のことなので,もう20年以上前のことです。記録としても面白いかなと思いましたので,少しだけ。

1998年の3月末,私はすでにつくばにいました。

4月から筑波大学の第二学群日本語・日本文化学類(今は人文・文化学群)に進学すること,学生宿舎に入居することはすでに決まっていたのですが,体育会の部活(硬式テニス部)に参加するために宿舎の入居日より早くつくばに行っていました。

会ったばかりの先輩の家に泊めてももらいながら体育会の部活の練習に参加するというのは今振り返るとかなりハードな体験なのですが,当時はよく分からないことだらけすぎてかえってそこまできつく感じていなかったような気がします。沖縄で競技をやっていると大会である程度の遠征も珍しくありませんので,そういう感覚だったのかもしれません。当時はリーグ戦という1年の集大成の団体戦が4月開催だった(今は夏期開催)のでチームはかなり緊張感があったはずなのですが,大学テニス初体験の身としてはまだそこまでその重さが実感できるはずもなく。

もう体育専門学群の入学・入部予定の同級生が先に来ているだろうと思ったら,ほとんどいなかったのがちょっと心細かったです。確か私が一番最初だったと思うのですが,この記憶は確かではありません。すでに1人来ていたかも。私の代の推薦入学者は杉村太蔵さんだったのですが,確かまだ来ていなかったような気がします。私はなんで体育専門学群でもないのに事前に部活から連絡が来たかというと,インターハイで存在がばれていたからっぽいです。私も4年生の時にスカウトをやって分かりましたが,けっこういろいろな情報を集めますからね。

さて,雪の話です。

当時は携帯電話が今のように広く普及するちょっと前というところでした。1年生時,連絡網を確実に受けるために宿舎の自分の部屋で待機っていう日があったことや,携帯電話をみんなが持つようになってそういうのがなくなったのをすごく喜んだことなどはかなり印象に残っています。

なんで今度は電話の話なのかというと,雪は,コンビニ(筑波大用語で言う「追越セブン」)の公衆電話から実家に電話をかけている時に降ってきたのですね。何度か書きましたが,私の実家は沖縄なので「3月末なのに雪が降ってるよ!さすが関東寒いはずだよ!」みたいな。あまり嬉しくはなかったですね。私自身は雪は2回目だったのですが,最初の雪の体験は九州選抜の時に湯布院のコートで試合をしている最中だったので,やっぱり嬉しくありませんでした。

ちなみに,1998年3月末の東京,水戸の天気を調べてみたのですが雪ではなかったので,ホントちょっとちらついたぐらいだったのではないかと思います。

あれから20年以上関東に住んで,3月に雪が降るっていうのはそんなに多いわけではないですけど,それなりにはありますよね。3月に雪が降ると今でもあの日のことを思い出します。雪そのものが印象的というより,はじめての一人暮らしの象徴なんでしょうかね。大学の学部時代は私の人生でテニスが生活のかなりの割合を占める最後の期間になったので,その思い出でもあるのかもしれません。