今でも週の半分ぐらいしか大学には出ていなかったのですが(東京→つくば),COVID-19の感染状況がとても嫌な感じですので,またしばらく出勤日を減らすことを考えています。
私の担当科目はすべてオンラインなのですが,今年は(私にとっては)不幸なことに大学に出ないと難しい業務が思ったよりあり,完全リモートワークはけっこう厳しいです。あと研究室の本や資料をすべて家に持ち帰るのも難しいですし…(単純に置く場所がない)
仕事のやりくりが難しくなると思いますが,この状況では仕方ないですね。私より出勤や移動を減らすことが難しい仕事,状況の人はたくさんいると思うのでできる人がやれるところからやるのが重要かなと思います。
「対策」やワクチンについてはまたいろいろ話題になっていますが,私は「体調が悪い人がすぐに休めること」も重要なのではないかと思います。また「自身の体調に関わらず休みたい人がすぐに休めること」も重要ですよね。たとえば,自身の体調が悪くなくても,こどもとか家族の体調が悪い時にすぐに休めるという状況が望ましいでしょう。
おそらく多くの人が「言うのは簡単だけど…」と思うのではないでしょうか。そう,実際にやるのは難しいでしょう。「経済」が明らかに悪化している状況ではなおさらです。だからこそ,国や各地域の自治体によるサポートが必要だと思うのですが,実際にはどれぐらいのサポートがあって,どれぐらいの効果があったのでしょうか。
企業や組織自身の取り組みによって,休みやすい環境やリモートワークしやすい環境が増えているということはあると思います。私の所属組織(大学)でも,書類の取り扱い方が変わったりしてリモートワークの日は増やしやすくなりました。
ただ,もちろん組織の規模や性格にもよるのですが,切迫した状況で緊急避難的な意味があるとしても,従来のやり方を変えるというのは本来余裕のある時にしかなかなかできないものだというのが私の実感です。余裕がない組織でもそういうことができるようなサポートをするのも政治の役割の1つだと思うのですが,今のところ十分ではないのではないかと心配が募ります。