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歯切れが悪いのは仕様です。

第5回デジタルコミュニケーション研究会でXとBlueskyに関する発表をします(7月6日、オンライン)

デジタルコミュニケーション研究会の第5回研究会で発表させていただけることになりました。下記の概要は私の研究に関する抜粋ですので、研究会全体の情報については次回の研究会のページをご覧ください。もう1つの発表、大塚生子氏「対立場面に見るデジタル・ポライトネスの実践:ママ友間の携帯メール談話を事例に」もたいへん楽しみです。

  • 日時:2025年7月6日(日)13:00-
  • 形態:オンライン(参加には7月4日までに上記ページより申し込みが必要)
  • 発表タイトル: マイクロブログを対象にした日本語研究の可能性:XからBlueskyへ
  • 概要:本発表ではまず、X (前Twitter)の2023年から2024年にかけて起きた急激な変化が日本語研究にもたらした影響とそれらの問題点を、田川拓海 (2024)「Twitter (X) 上の日本語を対象にした言語学的研究に関する覚え書き」(『筑波日本語研究』28:1-30)を元に整理する。次に、その内の1つであるAPIを用いた投稿の大規模な取得が難しくなったという問題への対策として、そのほかのSNSから日本語のテキストデータを収集する手法を検討する。具体的には、X (前Twitter)によく似た性質を持つBlueskyを取り上げる。Blueskyはユーザー数がここ1年ほどで急激に増加し、投稿に関する利用規約やAPIについても比較的制限が厳しくない形で整備が進んでおり、Web上のテキストデータを用いる研究へも活用が期待される。1) フィード、2) API、3) コーパス、の3つの観点から投稿のテキストデータを取得する方法について整理し、取得したデータを用いて語形成などの具体的な研究が行えそうかどうか検討する。

概要中にある田川 (2024) は検索で簡単に見つけることができると思いますが、筑波大学の機関リポジトリからダウンロードして読むことができます。

Twitter (X) 上の日本語を対象にした言語学的研究に関する覚え書き

開催はまだ先なので近くなったらまた告知するかもしれません。