誰がログ

歯切れが悪いのは仕様です。

偉そうなこと

 をちょこっと書き殴ります。
 最近色々「なんだかなー」と思うことが多いので…とある先生と盛り上がった議論の一部です。

  • 院の一年目は演習の授業なんか無くて良いと思う。

 っていうか言語学の授業も無くても良いかも。まあほんとに初歩の音韻論、統語論、意味論ぐらいはあっても良いかな…それより論理(学)と科学論・科学哲学を徹底的にやると良いんじゃないだろうか。あと統計。ホントは学部でやるべきなんだろうけど、まあ研究者になると腹をくくった後にやると重みも違うと思いますし。
何でかっていうと、logicの積み上げ方そのものや、証明/演繹/帰納、あるいは仮説を立てること、検証/反証すること、数をとるということ、なんかに関する理解が怪しい人がかなりいる気がするから。まあそこは自分も常に戒めながらですけど。
これと連動して、

  • 関連領域の授業、あるいは勉強会があれば…

 分析哲学全般、数学、心理学、生物学とか。認識、ゲシュタルト、連続/離散、計算、進化論、…これらの概念を「言語学のものではない」テキスト、専門書で学ぶ言語学者の卵って一体どれぐらいいるんだろうか。結構いろんな人が簡単に「連続」とか言っちゃうけど…
 他にも色々あったんだけどな〜録音しておけば良かった(笑)
 こういう(+もちろん言語学関係のも)基礎体力って院で年数を重ねれば重ねるほど大切なんだなーって思う。まあ授業ではカリキュラムの問題とかであまりカバーできるようにはならないだろうから、自分たちでやるしか無いんだろうけど…こんな話してみても、納得してくれたりわからなくてもとにかく「やろう!」って思ってくれる人ってどれぐらいいるんだろうか。
 来年の新入生とかには最初にきちんと言ってみるかな。
 今年はホントに色々苦い思いをしたので…