誰がログ

歯切れが悪いのは仕様です。

さようならドコモ

はじめに

先日、ケータイのキャリアをドコモからソフトバンクに変えました(MNP)。

のりかえの直前に確認してみたところ、ドコモの利用期間は23年11ヶ月でした。私は今年で45歳になるので人生の半分以上契約していたってことですね。なかなかすごい。

変えた理由

1: こども用ケータイ

実は一番の理由は子用(小学生)のケータイです。

ソフトバンクのキッズフォン3だとメールが使えて、我が家の使い方として一番良さそうだと考えました。

nw-memo.com

親とキャリアが違っても契約はできるのですが、GPS関係のサービスとかが制限されてしまいます。

しかし、これだけが理由だとドコモから出ることはなかった(少なくとももう少し悩んだ)のではないかと思います。2と合わせて決断に至りました。

2: ドコモの通信の悪さ

生活・仕事の範囲でドコモの通信の状況が悪くてここ1年以上困っていました。

dlit.hatenadiary.com dlit.hatenadiary.com

さらに、下記のニュースなどを見て早い段階での改善もあまり見込めないかなと考えました。ほかのニュースでもあまり通信の改善が喫緊の課題だという感じがドコモになかったです。

www.itmedia.co.jp

回線品質から解約につながるケースはあまりない(なさそう)ということですので、貴重な具体例として記録しておこうと思いこの記事を書きました。

対策としてはドコモの回線が改善するまでサブの回線を契約することも考えたのですが、1のこども用ケータイの件とあわせてMNPに至りました。

複数の理由が重なった

もしのりかえの理由を聞かれたら、こども用ケータイのことをまず挙げます。実際、ソフトバンクで聞かれたときは最初にそのことを伝えました。ほかの理由があるかどうかも聞かれたのでドコモの通信の問題についても話しました。

この私のケースは「回線品質から解約につながった」ものとしてカウントされるのかな。回線品質がのりかえの第1の理由でなくても、最後の一押しになったなんて人はほかにもいたりするのではないでしょうか。

ただ、契約絡みでwebでMNPの手続きができずドコモショップでやってもらったのですが、そのときにのりかえの理由を聞かれなかったのでドコモに私のケースに関する記録は残っていないでしょう。そもそも上の記事にもアンケートとか取ってないって書かれてますしね。

このときのドコモショップのスタッフの対応は非常に柔軟で素早くたいへん助かりました。長く付き合っているからかドコモショップのスタッフには何回かすごく嫌な対応をされたこともありますが、最後が気持ち良い体験で良かったです。

ずっとドコモを使っていた理由

正直言うとここ数年は変える(ためにいろいろ調べる)のが面倒だから、というのが大きかったような気がします。

その前は、T9入力を採用している機種を出しているからというのがかなり大きかったです。アメリカ生活から戻ったときに書いた記事がありました。

dlit.hatenadiary.com

スマホとしても、Mediasは良い機種でしたよ。T9入力が今も残っていれば、ドコモから出ることはかなりためらわれたと思います。

おわりに

じゃあソフトバンクに変えてどうかって?

上の記事に書いたドコモがつながらなかった(つながりにくかった)環境すべてにおいて問題なく通信できていて快適です。

実は仕事用に契約しているモバイルルーターがソフトバンク回線でそちらを緊急時の代替として使っていたので予想はできていましたけどね。

MacBook Airが故障して工場送りに

はじめに

昨年購入したMacBook Air (M2) が故障して今工場?で修理されています。

毎日持ち歩いていたメイン機だったのですが購入してからまだ1年とちょっとなので「何もしてないのに壊れた」感が少しだけあります。

症状と診断

描画が全体的に変な感じになってしまいました。文字が部分的にしか表示されないとか、アプリによってはウィンドウの中がぜんぶ一色に塗りつぶされたような感じになったり。

コンピューターでできること自体にはあまり影響がない(たとえば文字は表示されていなくても選択したりはできる)のと再起動すると良くなるのでだましだまし使っていたのですが、やはり見た目が使いにくいのと一番ひどいときは操作自体をまったく受け付けない状態になるという症状も出てきたので修理に出すことに。

一応相談してからと思ってApple StoreのGenius Barで見てもらったら、即工場送りかなあという話になり、私もそんな予感がしていたので即決しました。初期化される可能性が高いということも言われましたが、私はコンピューターのセットアップ自体もそれほど嫌いではないのと初期化が良い整理になることもあるのでお願いしました。

修理代はかからないということでした。1年過ぎていたのでApple Careに入っていて良かったのかな。

これまで

思い返してみると、Macがこういう形で自分の手に負えない悪い状態になるのははじめてです。

これまで12インチMacBookやM1より前のモデルのMacBook Airも毎日持ち歩いて使っていましたが、故障したことはなかったんですよね。MacBookの前はLet's noteを何代か使っていて、こちらもやはり壊れたことはなかった気がします。

それで今回修理初体験なんですけど、マシンが今どういう状況にあるのかというのがSMSで送られてくるしwebでも確認できるようにもなっているのは良いですね。

M2 MacBook Airの性能にはとても満足しているのでまた以前と同じように使えるようになって戻ってきたら良いなあ。

戻ってくるまで

修理が終わって戻ってくるまで1週間くらいかかるかもしれないということなので、前に使っていたMacBook Airを引っ張り出して代替機にしようとしています。いちおうほかのマシンがあるので家でも研究室でもコンピューターがないという状態にはならないのですが、モバイル機が1つあるとなにかと便利なんですよね。

このMacBook Airはintel機で、ちょうどコロナ禍が本格化するときにM1と迷った上で買ったものでした。特に2020-2021年は酷使したにもかかわらず問題はなさそうです。今の状況ではM1の方を買っておけば便利だったなという気もしますが、当時はM1もまだそれほど使い勝手が良くなくてコロナ禍がどうなっていくかまったく見通しがきかないという状況でしたので、intelの方にしたのはやはり良かったのではないかと思います。

修理終わった

この記事を書いている途中に「修理完了のお知らせ」というメールが来ていました。もう郵送もされたようです。今朝Appleに届いたという連絡が来たところだったので半日程度で済んだということは深刻な症状ではなかったのか…1週間待つことを覚悟していたのでやや拍子抜けですが良かったです。でもまだ戻ってきたものをチェックしないと安心はできないのかな。

コンテンポラリーバレエとパウル・クレー

ここさいきん縁あってバレエを見る機会があり、コンテンポラリーバレエを見ている時間が嫌いではないことに気付いた。

なにか分かるとかそういうことではない。だいたいバレエについてはほとんど素人だ。

確かに、テーマとの関連が感じられることもあるし、個々の身体の動かし方に目を奪われることもある。テレビだと前後に簡単な解説が付くようなこともあり、そういうのを聞いているのも楽しい。しかしおそらくただ見ているのが良いのだ。

思うに、特になににも考えを巡らせずに鑑賞できる時間というのが好きなのだと思う。

どうも身の周りのあらゆることについてついなにかを考えてしまうくせがあり、こういう時間を与えてくれるものは意外と少ない。

私にとってそういう位置付けにあるものの1つに、パウル・クレーの絵がある。

アイコンなどにはいわゆる天使シリーズのものを使ったりしている(していた)が、実は抽象性の高い(といって良いのだろうか)作品が好きである。というか、そういう作品の前に立って見ている時間が好きだ。

別に作品のテーマについて考えたり、解釈や解説を読んだり聞いたりするのが嫌いというわけではない。それはそれで楽しい。

このことに気付いたのは、コンテンポラリーバレエについてポジティブな評価を述べた際に理由を聞かれて答えに窮してしまったことがきっかけである。なんとなく良い時間だったという感じで答え方が難しい。

パウル・クレーの絵についても好きな理由を答えるのが難しい(というかその後の会話が続かない)のでふだんはあまり自分から話題に出すことはなかったりする。

なにも考えなくて良い時間を持てることは素敵なことだ。