誰がログ

歯切れが悪いのは仕様です。

2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「国文法」についてきちんとした専門家による現代的な評価/解説を読んでみたい人へ

ブクマもしたのですけれど、以下のエントリ 外国人向けの日本語能力試験難しすぎワロタwwwwww おもいっきり濁点 の以下の二つのレスが気になったので。 6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/15(水) 03:23:35.89ID:6tMDNVP10取り…

口頭発表で気をつけていること:誰にどこまで届けたいか

学会での口頭発表などのお話。整理もかねて。 さて、僕は今でもさして口頭発表がうまい方ではないと思うのですが、以下のことに気をつけるようになってから少しは良くなったと思います。内容の準備に必死になっていると忘れることもありますが…ちなみにこれ…

第4回 言語学×自然言語処理合同勉強会 開催のお知らせ

第4回 言語学×自然言語処理合同勉強会(=第18回東大・東工大合同勉強会(T2 meeting))の詳細をお知らせいたします。言語学会@日本大学の直前の金曜日ということで特に言語学関係の方々には参加しやすくなったのでは、と期待しています。前回までと会場が…

宣伝:昨年の「対照言語学若手の会」シンポジウムの論文集が出ます

すでにid:nosemさんやid:langstatさんのところで知った方も多いと思いますが*1、 2011-06-08 野瀬 (2011) - コーパスいぢり 〜langstatの研究日誌〜 nosemさんをはじめとした皆様のご尽力により、昨年開催されました「「対照言語学若手の会」シンポジウム―日…

今さら書評:鈴木孝夫・田中克彦(2008)『対論 言語学が輝いていた時代』

対論 言語学が輝いていた時代作者:孝夫, 鈴木,克彦, 田中岩波書店Amazon 2008年にいただいて以来、書評を書く書く言って放っておいていたのですけれど、なんだか気持ち悪いので、決別するために(ごくごく雑にですが)書いておくことにします。三、四回ほど…

日本語学会2011年度春季大会@神戸大学雑感

もう一週間になってしまいましたが、簡単に。 シンポジウム「日本語のテンス・アスペクト・ムード研究と通言語的研究」 一つ一つの話が具体的かつ示唆に富んでいて単純に聞いてて楽しかった。コメンテーターのアンドレイ・マルチュコフ氏と各講師のやりとり…

「自粛をお願いする」のは“日本語として”おかしいか

「自+X」の形式を持つ漢語動名詞についてはいくつか先行研究がありますが(以下のものは未見)、 CiNii 論文 - 再帰性漢語複合サ変名詞の形成をめぐって : 「自-□(スル)」と「自己=□□(スル)」を中心に 調べるのにあまり時間が取れないので、メモ的なエントリ…