誰がログ

歯切れが悪いのは仕様です。

研究

【告知】Morphology and Lexicon Forum 2021(9/4-5,Zoomによるオンライン開催)

Morphology and Lexicon Forum (MLF) 2021は昨年に引き続き今年もオンラインで開催されます。 プログラムはこの記事にも載せますが,各発表の要旨は下記の公式サイトからダウンロードできるファイルに載っています。なお,今回もZoomによるオンライン開催で…

オンラインと対面のハイブリッドで演習の授業・受講生の発表をどうやるか(実践例)

はじめに 今年度,学部の演習の授業を対面+同時双方向オンライン配信のハイブリッド(ハイフレックス型)という形式でやっています。講義形式の部分のやり方(環境や使用機材など)については下記の記事を見てみて下さい。 dlit.hatenadiary.com この記事で…

kindleの夏のセールで開拓社の言語学関連書籍が50%オフ(8/5(木)まで)

kindle本夏のビッグセールで開拓社の言語・文化選書の一部が対象になっています。8/5日(木)までですけれど,言語学関連で良いものがけっこうあるので興味のある方はチェックしてみてください。私のブログでも何度か取り上げているとおり,このシリーズはki…

【7/19発表応募締切】Morphology and Lexicon Forum 2021(9/4-5,オンライン)

こちらで告知していませんでした。 2020年に引き続き,Morphology and Lexicon Forum (MLF) 2021もオンラインで開催されます。 日時:2021年9月4日(土),5日(日)(応募状況により9月5日(日)のみの開催の可能性あり) 開催方法:Zoomによるオンライン開…

三上章とその著書,あるいは三上文法に関する読書案内(おまけ付き)

はじめに 読書案内 庵功雄 (2003)『『象は鼻が長い』入門』 益岡隆志 (2003)『三上文法から寺村文法へ』 金水敏 (1997)「4 国文法」『岩波講座 言語の科学 5 文法』 そのほか 寺村秀夫はどのように三上章の後継者か 「主語」の議論にフォーカスし過ぎるのは…

批判を受け入れて修正するのはすごい(ゆる言語学ラジオさんとのやりとりについてもうちょっと)

はじめに 下記の記事に書いた金谷武洋氏の著書に関して,ゆる言語学ラジオさんから訂正の情報が出ていました。 dlit.hatenadiary.com 動画内で取り上げているのは下記のものです。動画のページにも記載があるように,該当箇所は32:43です。 www.youtube.com …

ゆる言語学ラジオさんとの金谷武洋氏をめぐるやりとりについてちょっとだけ

はじめに 「ゆる言語学ラジオ」というYouTubeのチャンネルに金谷武洋氏を肯定的に紹介している動画があります(紹介が目的ではないので直接リンクをはることはしません)。 金谷武洋氏の著書の内容には専門的に見ていろいろ問題があり,以前いくつか批判記事…

「言語学入門の入門」の動画とファイルを修正しました

下記の記事で紹介していた「言語学入門の入門」のスライドと動画,一部スライドのタイミングの設定が変で視聴できないところがあったようなのでそれぞれ修正してアップし直しました。具体的には特に4枚目のスライドがきちんと視聴できるようになっているはず…

Notionの使用例1:学会とか研究会の記録(+研究者データベースをタグのように使う)

はじめに この記事では,私がどうNotionを使っているかについて少し具体的に書いてみます。最初は数例紹介しようと書き始めたのですがスクリーンショットも多く長くなってしまったので記事をいくつかに分けます。ちょっと前にAPIに関する記事を先に書いてし…

オンライン国際研究イベントで司会をやってちょっと思ったこと

英語で司会,久しぶりにやったんですが予想通りつらかったです。定型表現も多いんですが,突発的な対応も意外と発生するので…というわけで体験談です。ちなみに司会をやったのは日本英語学会のSpring Forumという大会です(国際イベントで使用言語は英語)。…

出勤したい人がみんな人と交流したいわけではない

少なくとも私は研究室に引きこもりたいだけです。 前から書いてますがやっぱり研究室がいちばん研究も授業準備もやりやすくて。 でも感染状況ひどいのでまだ出勤日必要最低限を継続します(1週間のうち対面授業がある2日のみ)。まだまだ耐える日々が続きそ…

2020年度の断片的な雑感

あっという間に新年度になってしまいました。 さいきんは書く気力も湧いてこず,内容としても暗いものしか思いつかないのですが,なんとなく気持ちの区切りが付かないような気がしたのでちょっとだけ書いておきます。 言うまでもなく,ひどい1年でした。 た…

【宣伝】論文集『言語研究の楽しさと楽しみ―伊藤たかね先生退職記念論文集』に語種と接辞に関する論文を書きました

論文集『言語研究の楽しさと楽しみ―伊藤たかね先生退職記念論文集』が刊行されました。執筆者ということでいただいた手元にあるものの奥付を見ると刊行日は3月22日となっているのですが,Amazonではもう購入できるようになっていますね。 言語研究の楽しさと…

Remoを使った研究イベント(言語学フェス2021)雑感

Remoを使って行われた言語学を中心にした研究イベントがあって,そこでポスター発表をした時に考えたことなどを書いておきます。 大学院の入試業務にまみれていたら終わってからあっという間に2週間以上経っていました。今年は従来の試験に加えてオンライン…

研究のアウトリーチ活動とか文理の対立とか(日本学術会議に関する記事への補足)

数日前に書いた日本学術会議に関する記事への補足みたいなものです。 dlit.hatenadiary.com 研究や学術のアウトリーチ活動 私が上の記事で言及した「研究や学術活動の社会との関わり方」については,かなり漠然とした表現であったために,受け取る人によって…

日本学術会議の任命拒否の件について40代人文系(たぶん)研究者の雑感

追記(2020/10/12) 補足記事を書きました。 dlit.hatenadiary.com はじめに 当初,この問題が出てきたときはここまで多くの人の興味を引くとはまったく予想していなかったので驚いているというのが正直なところです。そのおかげか,日本学術会議の位置付け…

MLF 2020でちょっと出てた分散形態論のRootの話

はじめに MLF (Morphology and Lexicon Forum) 2020に参加して下さった皆さんありがとうございました。 www.konan-u.ac.jp はじめてのオンライン開催で運営委員も不安なところがありましたが,発表や質疑応答にそれほど大きなトラブルはなくなんとか乗り切っ…

【告知】Morphology and Lexicon Forum 2020(9/12-13,Zoomによるオンライン開催)

Morphology and Lexicon Forum (MLF) 2020の開催が今週末に迫っています。プログラムはこの記事にも載せますが,各発表の要旨は下記の公式サイトからダウンロードできるファイルに載っています。なお,今回はZoomによるオンライン開催で事前申し込みが必要で…

【7/27発表応募締切】Morphology and Lexicon Forum 2020(9/12-13,オンライン)

Morphology and Lexicon Forum (MLF) 2020は(も)オンライン開催になりました。 日時:2020年9月12日(土),13日(日)(応募状況により9月13日(日)のみの開催の可能性あり) 開催方法:Zoomによるオンライン開催 研究発表応募締切:7月27日(月)23:59 …

一般的な語・表現と見た目が紛らわしい専門用語

これもいろいろなところでいろいろな分野について話題になっているのを見かけますが,日常でも用いられる語・表現と見た目が同じ(似ている)ために,かえって紛らわしくなっている専門用語というのはいろいろあります。 togetter.com 以前言語学の入門書と…

日本語の文章で「,」や「.」を使うのは論文等の書式の影響

webでは定期的に見かける疑問で,実はときどき学生からも質問を受けることがあるので,自分のケースについて簡単に書いておきます。ごくたまにですが「日本語の専門家なのに記号の使い方が間違ってませんか」的なことを言われることもあります。 私自身は,…

たぶん「素人ですが…」からはじまる質問に回答者が悩めるポイントはあまりない

かなり頻繁に話題になりますね。 発表者を怖気づけさせるだけのネタを広めるのやめませんか.学術の貢献に対して足を引っ張っているだけだと思います.僕は自分が勉強不足だと思うとき,その分野に素人であるとき,本当に聞き逃したか疑問なとき,基本的な定…

写真(家)の倫理,研究の倫理

下記の記事で話題になっている件ですが, news.yahoo.co.jp はてブのコメントで紹介されていた2014年に書かれた関連しそうな内容の記事が面白くて,研究の話となんとなく似ているところがあるかなと思いました。 yanretro.hatenadiary.org 以下,研究(倫理…

三原建一『日本語の活用現象』の書評(『日本語の研究』15(2))がオープンアクセスになりました

『日本語の研究』15巻2号のエンバーゴ(猶予期間)が終わったため,公開になりました。 www.jstage.jst.go.jp 関連 dlit.hatenadiary.com

文章の長さとか専門家性とか

文章の長さとか 言及いただきましたので関連しそうなことを少しだけ。 interdisciplinary.hateblo.jp 私もけっこう長くてややこしい記事を書きますので,「長い」系の苦情をいただくことは少なくありません(でもさいきん少ない気がする)。私のブログの「歯…

「「博士」生かせぬ日本企業」と人文社会系(文科省の資料メモ)

ちょっと前に下記の記事が話題になっていましたが, www.nikkei.com これを見た時に私が真っ先に思い出した文部科学省の発表した資料があります,下記の「2040年を見据えた大学院教育のあるべき姿 ~社会を先導する人材の育成に向けた体質改善の方策~」とい…

書くこと自体に意味がある(少なくとも言語使用の記録として)

先に断っておくと,継続して文章を書くとそのうち良いことがあるというような話ではない。定期的に書いているが,私はブログもそんなに継続しなくてもよいと考えている。 dlit.hatenablog.com さて,下記の記事の「意味はあるのか?」という問いに対しては,…

日本語文法学会第20回大会雑感

初日だけ参加してきました。プログラム等は以下から見れます。 www.nihongo-bunpo.org 今年はあまり学会に出られていなかったので,いろんな人にあいさつをして回っていました。本もいくつか関わったものが出た年だったのに出版社の方々にもあいさつできてな…

【宣伝】論文集『レキシコンの現代理論とその応用』に補充法に関する論文を書きました

今年は偶然にも宣伝の多い年になっています。論文集『レキシコンの現代理論とその応用』が刊行されました。Amazon等でも購入可能になっています。 レキシコンの現代理論とその応用発売日: 2019/11/27メディア: 単行本 収録論文は以下の通りで,くろしお出版…

大学教員であることは「一般社会」での過ちを免罪しない

これまでも他の話題で書いたことがある気がしますが,大学(を拠点にした研究界)がある種「一般社会」から隔絶されているとか,「一般社会」では許されないような行為・人が許容されるという感覚・考え方は確かにあると思います。 https://twitter.com/Mara…