誰がログ

歯切れが悪いのは仕様です。

2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧

文化庁の2013年度「国語に関する世論調査」の造語関連についてちょっとだけ(読書案内もあるよ)

はじめに 文化庁による2013年度の「国語に関する世論調査」の結果が公表された。 下記の記事をはじめ、今回は「造語」が取り上げられたことに注目が集まっているようなので、日本語(主に語形成)研究の観点から関連しそうなことを適当に書いておこうと思う…

2014年後半戦の出没予定その2:言語学会通りました

その1:2014年後半戦の出没予定(学会とか) - 思索の海 情報が確定したというだけなので、その2というより追記って感じなのですが(エントリかせぎ)。 10/19(日):TwiFULL SLiM/札幌言語学ミーティング(札幌ハウス ユースホステル)で研究発表。題目は…

「疑似科学」の範囲のややこしさ、あとことばでくくること

書いてみるとお前誰なんだという感じの内容になってしまいましたが、一読者の雑な感想として。 個々人が別個の問題にもとりくむべきという話ではなく、疑似科学に歴史修正主義がふくまれることを理解するべきという話 - 法華狼の日記 を読んで。 このタイト…

【宣伝】『日本語動詞文型用例辞典』がweb公開されました

庭三郎氏、野田時寛氏作成の『日本語動詞文型用例辞典』、以前某ルートから冊子版を手に入れたのですが、このたびweb公開されたそうでです。教えていただきましたので宣伝を(ちなみに私は作成には全く関わっていません)。 日本語動詞文型用例辞典 まえがき…

人文(社会)系の必要性と「説得」の必要性

はじめに:「説得」の必要性 先に書いておくと、特に目新しい提案とかがあるわけではないです。まとまりもないのですが、個人的な思いについて書いておきます。 下記の記事をきっかけに色々議論が出てきているようです。 国立大から教員養成系・人文社会科学…

金谷武洋氏の著作について今後どうするのが良いのか(たぶんしばらくは何もしません)

最近は自分から情報を集めているというわけでもないのですけれど、新しい本が出たということもあってか、ちょくちょく関連情報を目にしたり、検索でいらっしゃる方も微増していたり。 金谷氏については、部分的にですが、書いたものがそこそこありますので、…