誰がログ

歯切れが悪いのは仕様です。

『日本語に主語はいらない』に突っ込む:(5)仮説ってなんだっけ

◆「第4章 6「サピア・ウォーフの仮説」とチョムスキー理論」から
 さて、金谷氏は(2)「深層構造」の把握に関係する問題で取り上げたように、深層構造や変形という(初期)生成文法の道具立てについての誤解から次のような主張をしてしまいました。

  • 生成文法の「深層・変形・移動・省略」などを用いた説明は「何でもアリ=検証不可能」な主張だ!

 この批判?が正しくないということは上のエントリで書いたので割愛します。
 今回気にするのは、その流れでサピア・ウォーフの仮説を紹介した後に出てくる次の主張です。

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N, T9

 今回は携帯のお話です。
 僕はもうかれこれ8年ぐらい(最近ますますぐだぐだだと評判の)ドコモユーザーです。
 で、結構機種変しているのですが、確か一回を除いて全てNシリーズを使っていました。
 理由はデザインが好きだったからです。最初はN501だったかな?その頃は折りたたみ式がそれしかなくて、「使ってるやつはナルシスト」なんていう変な噂までありました*1(笑)
 ところが、FOMAになってしばらくしてから、意外にも(!)機能面でその後手放せなくなってしまうものが追加されました。
 それが"ニューロポインター"と"T9"です。
 大体携帯の機能というのは各社のオリジナルであっても、それなりに似たものが広まっていったりするものですが、この二つはマイナーなままにとどまっていたような気がします。
 ニューロポインターは携帯の画面上でマウスで操作するようにカーソルを操作できるという機能です。まあ最近ではフルブラウザ機能搭載の端末も増えたし、これに近いようなことができるのは普通になってるのかな?変換候補や絵文字を選択したり、サイトを閲覧するのに結構便利なんですよね。
 で、T9というのは文字入力方式のことです。詳しい解説は以下を参照(実際に体験もできます)。

 最初はこれまでの携帯の文字入力と結構勝手が違うので戸惑いましたが、一回これに慣れてしまうとものすごく快適なのです。例えば「同じ行の文字を連続して打つ場合にはカーソルを右へ移動」なんて操作なんか無くなってしまうし、何より早い。ネットを見てみるとそんなに良い評価はもらえてないような気がしますが、入力する語句の特徴ごとの入力のコツを覚えればホント快適なんです。
 なんでこんなことを書いているかというと、今回諸事情により上記の機能が搭載されていない機種に替えなければならず、そして使ってみたら改めてそれらがいかに便利だったかを痛感したというわけです。
 特に文字入力に関してはかなり慣れてしまっていたので、今はまるで携帯買いたて、メールって何?みたいな状態で悪戦苦闘しながらメール打ってます。次に機種変できる機会には何は無くともT9が入ってるやつに戻そう…*2それまで生き残っててくれ。

*1:僕がナルシストかどうかは皆さんの判断に…折りたたみ式はどんどん増えていって今ではむしろ基本デザインなのでこういった噂はほとんど意味が無くなってしまったでしょうね。

*2:ニューロポインターは無くてもそこまで不便ではないかなー