誰がログ

歯切れが悪いのは仕様です。

先輩

今日自分が編集に携わっている雑誌の件で、関係している他の研究室へ現状の報告、相談、をしに行った。
それは僕と以前編集の作業をやったことのある先輩で、今は仕事に関係しなくてもいいのだけれど、いつも気にかけてくれている。今回も自分のところの後輩たちが心配、ということで僕が直接状況を説明しに行ったわけだけど…

隣にその後輩の一人がいて、途中で先輩が説教を始めた。
ちょっと僕も緊張したが、なんて良い先輩なんだろう、と思った。他人に対してきついことを言うのって、まあ人にもよるけれど、結構エネルギーもいるしあまり気持ちの良いものではないと思うからだ。
で、一つ心配になったのは、

  • この後輩は叱ってくれる先輩のありがたさをわかっているだろうか

ということだった。僕の研究室には叱る、というような感じの先輩はいなかったけれども、やっぱり何か問題がある時にははっきりと「ダメ」ということを教えてくれたものだ。

そんな自分もそろそろ学年の上では一番上になってしまう。
自分が後輩たちに対してそういう先導役を少しでも努められているのか、後輩たちがそういう先輩になろうと思ってくれるように育っているのか、自信はあまり無い…
けれど、少なくとも自分が先輩たちにどれだけたくさんのことを教えてもらったのかということに対する感謝の気持ちだけは忘れないでいたいと思う。