こないだの酒の席での、今話題のビリーズブートキャンプをやってるかという会話からのやりとり。
Aさん「あれ、大変だよね〜ちゃんと最初からやった?」
Bさん「ううん、かいつまみましたよ。早送りで。」
かなりツボでした。
周囲は「早送りで飛ばし飛ばしやった」というところに受けてましたが、個人的には「かいつまみました」っていう表現が上手い言い回しだな〜と。
「かいつまむ」って、「かいつまんで」っていう形でしかほとんど使われないんじゃないでしょうか?と思ってググってみました(エントリ執筆現在)。まず、
- "かいつまみま"で検索:5件
- "かいつまんで"で検索:393,000件
"かいつまんで"だとテ形をとる複合動詞なんかも拾っちゃうと思うのですが、ざっと見た限りではほとんど「かいつまんで説明する」のような用法のようでした。
「ます」を付けない終止形で検索すると、
- "かいつまむ"で検索:15,300件
- "かいつまんだ"で検索:18,200件
ただ、ざっと見た限りでは"かいつまむ"の方は「かいつまむと…」の条件法の形がほとんど、"かいつまんだ"の方は「かいつまんだ話」のような名詞修飾の形がほとんどでした*1。
上記の会話のように、現象描写文の述語として使用されるのはやっぱりあまり無いんじゃないかな〜と思います。僕の内省というか、この感覚が間違ってたら当たり前の会話で、面白さはそんなに無いんですけど…
この会話をした人たちは言語学に全然関係の無い方々でしたが、こういう言葉遊び?を生で聞くとにやにやしてしまいます。ただ、面白い内容がマニアック過ぎてその場で説明できないので、一人で噛み締めてるってのがちょっと残念ですけど(笑)
*1:これ、いわゆる状態のテイルと交換可能なタ形に近いと思いますが、「??かいつまんでいる話」は多分ダメですよね。不思議…って思ってましたけど、「省略した話」とかと一緒かな?だったら普通か…