誰がログ

歯切れが悪いのは仕様です。

もう二月か

 なんか月刊ブログになってきました。
 はてブやtwitterはちょこっと触ってるんでわかる人も多いかと思いますが、一応生存してます。
 先週土曜日ついに?伊藤たかね先生・杉岡洋子先生が中心になってやっているレキシコン研究会(略称LSC)に参加してきました。

The Oxford Handbook of Compounding (Oxford Handbooks in Linguistics)

The Oxford Handbook of Compounding (Oxford Handbooks in Linguistics)

内容は↑に所収のJackendoffの論文とHarleyの論文の講読。
 空気読まずにDistributed Morphologyについて喋りまくってきました。たぶんまだ出禁ではないと思う。ただ、ほめたりフォローしたりばかりしたわけじゃないですよ。僕自身Harleyの枠組みには以前から、そしてこの論文にも疑問が色々あるので。そんな超内輪揉め誰も興味無いだろうけど(というか僕の方が小物過ぎて相手にされないと思いますが)。
 ただ、JackendoffのものもHarleyのものも、どうも重要なところがsketchyでなんとも消化不良な感じ。DiSciuloのやつは未読だけどやっぱり同じだろうか。
 杉岡先生がJackendoffのアプローチとHarleyのアプローチは鏡像関係に見えると言ってたのはするどいと思った(つまり一方がlexicalisticな極で、一方がsyntacticな極。たぶん。)。僕もそう感じてます*1。もちろん、完全に対照的なわけじゃないけどね。
 自分の周りにはあまり語形成をがつがつやってる人がいないので、楽しかったです。結局DMはやっぱりようわからん、てとこだったかもしれないけど。これからも細々と布教活動を続けます。

*1:よく考えたら自分と同じ考えだから鋭いって偉過ぎですね(^^;