なんか月刊ブログになってきました。
はてブやtwitterはちょこっと触ってるんでわかる人も多いかと思いますが、一応生存してます。
先週土曜日ついに?伊藤たかね先生・杉岡洋子先生が中心になってやっているレキシコン研究会(略称LSC)に参加してきました。
The Oxford Handbook of Compounding (Oxford Handbooks in Linguistics)
- 作者: Rochelle Lieber,Pavol Stekauer
- 出版社/メーカー: Oxford Univ Pr
- 発売日: 2009/03/25
- メディア: ハードカバー
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空気読まずにDistributed Morphologyについて喋りまくってきました。たぶんまだ出禁ではないと思う。ただ、ほめたりフォローしたりばかりしたわけじゃないですよ。僕自身Harleyの枠組みには以前から、そしてこの論文にも疑問が色々あるので。そんな超内輪揉め誰も興味無いだろうけど(というか僕の方が小物過ぎて相手にされないと思いますが)。
ただ、JackendoffのものもHarleyのものも、どうも重要なところがsketchyでなんとも消化不良な感じ。DiSciuloのやつは未読だけどやっぱり同じだろうか。
杉岡先生がJackendoffのアプローチとHarleyのアプローチは鏡像関係に見えると言ってたのはするどいと思った(つまり一方がlexicalisticな極で、一方がsyntacticな極。たぶん。)。僕もそう感じてます*1。もちろん、完全に対照的なわけじゃないけどね。
自分の周りにはあまり語形成をがつがつやってる人がいないので、楽しかったです。結局DMはやっぱりようわからん、てとこだったかもしれないけど。これからも細々と布教活動を続けます。
*1:よく考えたら自分と同じ考えだから鋭いって偉過ぎですね(^^;