誰がログ

歯切れが悪いのは仕様です。

はじめてのぽすたあはっぴょう(日本言語学会147回大会@神戸市外大)

 発表からあっという間に一ヶ月が経とうとしていることに気がつき戦慄しております。

 さて、タイトルにもありますとおり日本言語学会147回大会(神戸市外大)で生まれて初めてポスター発表というやつをやりました。発表タイトルは

  • 「シダイ」の節構造:時制・動名詞・格

で、やっていることは最近気になっている形式副詞周りの記述の整理というところです。

ポスター発表って良いなと思った点

  • 色んな人と直接、継続的なやりとりができること

これは期待していた点ですがやはりどんどんやりとりできるのは良いですね。色々貴重な・思いもかけない意見をいただきました。こういう形は楽しいですね。またやりたいです。

反省点・難しいと思ったところ

  • スライドは制限いっぱいのB0で作ったのだけれどパワーポイントで作ったスライドをただ並べるだけだった。文字も全体的に小さく、表や図を効果的に使うことができずポスターにした利点を生かせていなかった。遠くから見ていた人は読めなくて内容がわからない人も結構いたのでは。
  • プロジェクターにスライドを映すのとはまた違った色彩や視覚的効果への配慮が必要なのではと感じた。強調で色を変えたところがかえって見にくくなっているところがあった。
  • 後から聞いたら結構人が来てくれていたということだったのだけれど、せっかく色んな意見をもらったのにひっきりなしに説明や対応に追われて全然メモが取れなかった。仕方ないので終わった後思い出してメモをまとめた。
  • 一人の人と長くやりとりできる分、せっかく来てくれたのに話すどころか挨拶もできなかった人が結構いた。ポスターの後は公開シンポジウムだったので発表時間終了後にゆっくり、ということもほとんどできず。二日目で懇親会も終わっているので来てくれた人にお礼も満足にできず。
  • 嬉しいことに統語構造に関する質問も出たので、小さいホワイトボードかなんか用意しておくと説明の補助に良かったかもしれない(ただそれは許されないかな?)。

その他

  • 布ポスターにしてみたけど(畳んでクリアケースに入れて)持ち運び便利!折りじわが付いたり発色が紙より綺麗でなかったりというのが難点らしいけどそんなに気になるほどじゃなかった。でもサイズが大きいと貼るときにちょっと大変。今回は会場スタッフの方が手伝ってくれたので助かりました。ありがとうございます!
  • ポスター発表にも口頭発表と同じように予稿集原稿を出させるっていうのはどうかなー…文章にもうまくできないようなアイディア段階の話もできるのがポスター発表の良いところなんじゃないかと思うんですけど。まあこれは自分の意志で出さないかすごい簡易版を出せば良いのかな。

おわりに

 とにかく忙しかったです。最初の時間はワークショップとかぶってるから暇かと思ったらそうでもなかったし…少人数で長話したり、他のポスター見に行ったりできるかと思ってたんですけど。その分楽しかったですけどねー
 楽しかったので次はちゃんと良いポスター作ってリベンジしたいですね。
 書きながら気付いたんですけど、これで言語学会の発表形式を全部体験した気がします(口頭発表、ポスター発表、ワークショップ、シンポジウム)。