下記の記事で紹介していた「言語学入門の入門」のスライドと動画,一部スライドのタイミングの設定が変で視聴できないところがあったようなのでそれぞれ修正してアップし直しました。具体的には特に4枚目のスライドがきちんと視聴できるようになっているはずです。内容そのものの修正はしていません。
動画だけこちらにもはっておきます。スライドのファイル等がほしい方は上の記事をご覧下さい。
下記の記事で紹介していた「言語学入門の入門」のスライドと動画,一部スライドのタイミングの設定が変で視聴できないところがあったようなのでそれぞれ修正してアップし直しました。具体的には特に4枚目のスライドがきちんと視聴できるようになっているはずです。内容そのものの修正はしていません。
動画だけこちらにもはっておきます。スライドのファイル等がほしい方は上の記事をご覧下さい。
著者の名前を見て読まずにいた人もいるのではないかと思ったんですけどコメントとかにはあまりそういうのないですね。webの文章ではかなり久しぶりにこの名前を見た気がするので私の感覚がずれいているのかもしれません。
私も当初は(1人で)車を運転するときや自転車に乗るときは人と接しないからマスクしなくて良いんじゃないかと思ってました。でも,実際にやってみると「これは付けておいた方が良いな」と思うことがあり基本的にマスクをしたままにするようになりました。
1つ目の理由は移動後の行動へのスムーズな移行です。たとえば私は自転車を主に自宅から通勤に使う駅までの移動に使っているのですが,駐輪場から先はもうマスクをしたいので乗る前から付けておいた方が結局楽です。また,ほかでも誰かと会うとか買い物といった用が多く,結局乗る前からマスクしてる方が楽ですね。
2つ目の理由は突発的な接触の発生です。車や自転車を使っている時でも意外と(特に停車時に)人とのコミュニケーションって発生しませんか。たとえば自宅の近くで知り合いに会うとか。駐車場を出入りする際の警備員さんとのやりとりとかなら事前に予測できますけどね。「(ソーシャル/フィジカル)ディスタンスが保てればマスクはしなくても良い」という言い方は定期的に目にして,確かにそうなんでしょうけど困るのはソーシャル/フィジカルディスタンスって意外と一瞬で消え去ってしまうことがあって,なおかつそれが予測できない(ことも珍しくない)ということだと思います。
結局,車でも自転車でも自宅から乗って出かけてあまりどこにも寄らずに自宅に帰ってくるという使い方ならマスクをしなくてもけっこう大丈夫なのかもしれませんが(特に長時間自転車の場合はつらいかな),違った使い方をしている人もたくさんいるのではないでしょうか。
一方,これまでの話の前提として私がこういう形でマスクを使っていてもあまり苦ではないということもポイントです。マスクをした時の苦しさは人によって違うでしょうしマスクを(長時間は)できない事情も人によってはあるでしょう。自分の事情を尊重してもらうために他人の事情を尊重できるような余裕がいつも保てると良いんですけどね。
この記事では,私がどうNotionを使っているかについて少し具体的に書いてみます。最初は数例紹介しようと書き始めたのですがスクリーンショットも多く長くなってしまったので記事をいくつかに分けます。ちょっと前にAPIに関する記事を先に書いてしまいましたので,こちらも何かの参考になると嬉しいです。
Notionはいろいろなことができる(できてしまう)ので実際に自分で使ってみようとなった時にかえって戸惑ってしまうということがあると思います。また,そこで使い方を検索してみるとガンガン使いこなしている方の情報ばかり出てきてちょっと手を出しづらくなってしまうような人もいるのではないでしょうか。というわけであまり使いこなせていない人の使用例がもうちょっとあっても良いのではと思ってこの記事を書いています。
どんどん使っている人が増えてきてAPI解放をきっかけに今後さらに情報も増えるでしょうけれど,今のところ日本語で読めるものでは企業での仕事に関するノウハウや例が多いような気がします。そういう情報ももちろん参考になるのですがこの記事では研究/教育に関わるところでの私の使い方を紹介します。
といっても研究や教育にかなり特化した使い方というわけではなくNotionの使い方としてもごく基本的なことしかやっていませんのでご注意下さい。また,Notionの操作方法などについての情報は今は日本語でも読めるものがたくさんありますのでこの記事では特に紹介しません。
あと私の仕事の環境について細かく紹介することもしませんが使い方に関係してくることで1つだけ。基本的に私個人で使っていてNotion上でのチームは組んでいません(ほかの研究者・教員や学生と一緒に使うことはない)。今の私の環境だと難しそうなんですけれど共同研究で使うと便利だったりするんですかね。
具体例について読みたいという方はここは飛ばして下さい。
それほど長く使っているわけでもたくさん使っているわけでもないのですが,今のところ私がNotionに対して持っている印象は,ある程度自分で能動的に収集したり構築したりする情報(群)の取り扱いが得意なツールというものです。逆に言えば,あらゆる情報をただ整理せずに放り込んでおくとか,論文などの文章執筆をするといった使い方に向いているとは(現状では)あまり思えません。
もう少し具体的な名前を出すと,webにある情報のクリッピングツールとしてはEvernoteの方が使いやすいですし(Notionもクリッピングはできるんですけど精度や使い勝手についてはまだ安定していないかな),論文やブログなどある程度の量がある文章を書くツールとしてはScrivenerを使っています。単純なテキストの整理ならQuiverのようなものが便利かもしれません。Notionが話題になる時にEvernoteの名前を見かけることが多いですが,けっこう性格の違うサービス・ツールではないかと思います(私は今のところ併用)。
こうやって書くとそんなに色々使って混乱しないのと思う人もいるでしょう。私も以前はEvernoteなど特定のサービス・ツール1つで色んなことをするというスタイルを試してみたこともありました。しかし少なくとも私の場合,やることによって使うサービス・ツール・アプリを切り替えた方がかえって目的の情報に辿り着きやすかったり全体的に作業が早くなったりするということが多く,使い分けるスタイルに落ち着いています。
下記に書いていく例でもポイントになっているNotionの特徴は次のようなものです。
上のAPIの記事でも触れた下記の会議録テンプレートを,学会や研究会などの研究イベントの記録にも使っています。APIの記事では会議の方を例として出しましたけれどこっちでは研究者データの扱いと合わせて研究イベントの方を取り上げます。
store.biz-notion.northsand.co.jp
と言いつつ,実際には区別が難しいので会議と研究イベントは1つのデータベースに入れて管理しています。会議と学会とかなら分かりやすいんですけど,じゃあ自分が副査をやっている学位論文の公開発表会は?とかけっこう「仕事」としての性格が強い研究イベントも少なくないんですよね。あと1つのデータベースに入れておくとカレンダービューでまとめて見られるのでスケジュールのバッティングに早めに気付けたりします。
ではまずpropertyの紹介を。スクリーンショットの加工がめんどうなのでおまけ程度になっていてすみません。
ここまで詳細に書いておいてなんなんですが,設定・入力のポイントはすべてをちゃんと網羅しようとし過ぎないことだと思います。propertyはあくまで記録しておきたい情報を残すことがメインなので,あまり重要でない情報は入れないこともあります。また,「select」「multi-select」タイプの値は増やしすぎると探すのに手間取ったりしますので継続的に使わないものは登録しないというのも手です。
利用可能なテンプレートは複数登録できるのでいちおう研究イベントと会議ではテンプレートは別で登録してあるのですが,現状ほとんど一緒です。
これは,発表者のpropertyをどうしようか悩んでいて思いついた方法です。毎回人名をtextで入力しても良いんですが,そうすると同じ人が関わっている個々の発表の情報が紐付かない。Notionはデータベースにpropertyをたくさん付けられて便利ですけどデータベースをまたがって使えるグローバルなタグがないのですね。でも調べてみたら「relation」のpropertyがタグのように使えるのではと。
というわけで研究者のデータベースを作りました。propertyとしてはメールアドレスや研究者個人のサイトの情報なども入れられるようにしてあります。このスクリーンショットでは「Reseacher」という属性しか見えませんが,ほかに「Faculty(学内関係者用)」「Student(指導学生用)」なども使っています。「English」はソート用に設定してあるpropertyですね。
「relation」のpropertyを使うとほかのデータベースへのリンクのような関係が作れるので,先ほどの研究イベントのpropertyの「People」をこのデータベースに紐付けます。そうすると研究イベントのPeopleに情報を入れる時にインクリメンタルサーチでデータベースからデータを引っ張ってきてくれます。
また,元のデータベースにない情報もそちらに行ってデータを作る必要はなく,relation先から直接新しいデータを登録できます。
「でも研究者のデータベースを作るの大変そう…」と思うかもしれませんが,csvやExcelのデータがあれば内容を丸ごとコピペできるのでデータベース(の元)を作るのは簡単です。私が使っている文献管理ソフトZoteroにはデータをcsvで書き出す機能があるので,そこから著者名だけコピペして一瞬でできました。
さらに,こうやってrelationされた情報は元のデータベースにもリンクが作成されるので,そこから関連する研究イベントを一覧できます。
私は文献管理はZoteroで不足がないのでNotion上では基本的に文献管理はしていないのですが,ZapierなどAPIを介して研究関係のサービスがもっと使えるようになったら何か考えても良いかもしれません。
こうやって書いてみるとかなりごちゃごちゃしていますが(実際もっと洗練させられるところはありそうです),データベースやページのベースを作る時も作った後に使う時もさくさく作業ができます。冒頭にも書いたようにNotionは色んなことができるので何かを作り始めるのに時間がかかることもありますが,ある程度方向性が決まると早い気がします。
次回は担当授業の情報の管理方法について書く予定です。