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歯切れが悪いのは仕様です。

「若い人」はワクチンを打ちたい人でもなかなか打てないのでは(東京都江東区の例)

小池都知事の「若い人もワクチンを打ってほしい」という発言に対して「打ちたくても打てない」という指摘がやはり出ています。私もはてブのコメントやTwiterに簡単に書きましたけど,具体例も示しておいた方が良いと思うので記事にしておきます。

私が住んでいる東京都江東区では,30代のワクチン接種予約が始まってすぐ,10代〜20代の予約が始まる前に枠が埋まってしまったようです。

江東区の予約開始日のページを見てみると,30代の予約開始日は2021年7月15日です。

しかし,「現在受付している予約枠は概ね定員に達しました」というメッセージが上と同じ日,2021年7月15日17:30に出ています。引用もしておきます。

ワクチン接種の予約状況について(7月15日17時30分更新)
現在受付している予約枠は概ね定員に達しました。
現在は、キャンセル発生等による僅かな予約のみが可能です。
今後の予約受付については、ワクチン供給について国・都に対し早期の情報提供を求め、詳細がわかり次第お知らせいたします。
ワクチン接種の予約状況について(7月15日17時30分更新)|江東区

この後に出ている「7月17日(土曜日)からの12歳以上の方の予約受付について」というお知らせでも特に状況は改善していないということが書かれています。

私は40代前半ですので7月13日から予約できたのですがその段階でもうかなり予約が埋まっていて,予約開始時間直後から試したにも関わらず打てる枠を探すのがなかなか大変でした。

dlit.hatenadiary.com

30代の方もいちおう1日あったとは言え実際に予約が取れた人はそんなに多くなかったのではないでしょうか。

また,12歳〜29歳の人は予約開始の前にキャンセル待ちを除いて基本的に打ち切られてしまったような形になっています。

実際にはキャンセルもそこそこ出ているようですし,職域接種で打てる/打てた人もそれなりにいるでしょう。しかしこのような状況を見ると「打ちたくても打てない」若い人もかなりいるのではないかと思えます。また,詳しく調べたわけではないのですけれどTwitterなどを見ると江東区はそれほどひどい状況というわけでもなく,東京に限ってももっと厳しい地域もあるのではないでしょうか。

COVID-19ワクチン接種記録(予約から第2回接種2日後まで,随時追記中)

はじめに

COVID-19のワクチン接種のプロセスがけっこう進んだので公開する形で記録していきます。ほかの記事と違い,定期的に追記・修正してきますのでいつ読んだかによって内容が大きく違う可能性もあります。ご注意ください。

東京都江東区在住,40代前半男性です。

接種まで

予約

勤務先の筑波大学で職域接種の準備が進んでいるが,開始の具体的なめどが付くより早く区の方の接種予約が開始されたのでそちらにチャレンジすることに(追記:結局筑波大の職域接種は8月末スタートになった)。

40代前半の予約開始の後しばらくは探せば枠が残っている状態で,予約開始日に1回目7月末,2回目8月中旬で予約できた。その後,1回目の予約を3日ほど早めることができたのだけれど,1回目の予約を変更すると2回目が自動的にキャンセルされる仕様になっていて,2回目は最初の予約より4日ほど遅くなった(1回目から4週間空いている)。1回目を多少早くできたとしても2回目の予約が取れなくなる方が嫌だなと思ったので,これ以上良い予約を取ろうとすることはすぐ止めた。

数日後30代の予約開始になったのだが,それと同じくらいのタイミングで区から予約がぜんぶ埋まったという連絡が来ていた。

dlit.hatenadiary.com

競技会場もけっこう多い江東区で30代以下がぜんぜんワクチン打たないのにオリンピック・パラリンピックやっちゃうんだなと思ったのを覚えている(そもそも時期的に間に合ってないけど)。

場所については,大規模接種会場,自宅の近くの医療機関での予約はぜんぜん空いてなくて,とにかく可能な日程の中で取れる予約を探した(小さな子供がいることもあって妻と接種日の間隔をあける必要があるため)。ほんとうに偶然に1回目と2回目は同じ医療機関での接種となった。自宅から車で2, 30分くらいのところ。

1回目,2回目ともにファイザー社製。

予約システムは事前にけっこうやっかいという話を聞いていたからかそれほど悪い印象はなかったけれども,コンピューターやwebの操作に慣れてない人は予約枠争奪戦でかなり分が悪そうだ(操作に手間取っているうちにどんどん枠が取られてしまいそう)と感じた。

事前の準備

体調を整えることも重要だと思ったが,これはもうコロナ禍が始まってからずっと気を付け続けてきたのでそれほど何かを変えることはなかった。

予診票は特に戸惑うことはなかった。クーポンは貼らずに持参するというところは見逃して自分で貼ってしまう人もいるかもしれないと思った。

当日の移動手段を考える。DiDiというタクシー配車サービスからワクチン接種に関するクーポン(行き帰りそれぞれ1,500ずつ割引)のメールが来ていたので試してみることに。

didimobility.co.jp

アプリのインストールと初期設定だけして使っていなかったのだけれど,当日にやると慌てそうだと思って支払い方法と接種会場医療機関の住所を登録しておいた。

第1回接種当日:2021/07/27

  • 7:30:接種予定時刻が9:40と早いので起床後しばらくして体温を測る。36.5℃で一安心。

会場の医療機関までの移動

  • 8:50:保育園に向かう妻,子供をマンションの入口まで見送った後,DiDiでタクシーを手配。9時直前という時間,間の悪いことに台風8号が関東に接近していて雨も少し降っておりタクシーがつかまるかどうか心配したが10分もかからずに来た。
  • 9:00:タクシー乗車。
  • 9:25:タクシー降車,医療機関到着。雨だったけれどそれほど混んでなくて良かった。はじめて行く医療機関だったので少し戸惑ったが外にワクチン接種専用のテントがあったので分かりやすかった。

着いてから〜受付

  • 9:25:ワクチン接種者用の待機テントが設置してあってそこで予約を確認ししばらく待つ。台風の影響が少なかったから良かったがもう少し雨風が強かったら大変だったのではないか。
  • 9:30:受付。予診票と2回目の接種日・接種機関の確認。2回目の予診票をここでもらった。2回目の予診票の書き方に関する付箋が貼ってあって丁寧だと感じた。
  • 9:35:廊下で待機。さくさく進んでいる印象があった。

接種〜帰宅

  • 9:40:順調だったのか,予定の9:40よりちょっと早めに呼ばれたような気がする。場所は通常の診察室。簡単な確認の後,すぐに接種。座ってから本当に一瞬という印象。診察室には2分とかそんな程度しかいなかったのではないか。ぜんぜん痛くなかったがちくっという感覚はあった(元々採血なんかも大丈夫なタイプ)。接種後の注意が書かれた紙をもらって退室。
  • 9:45:接種後,待合室で15分様子を見て何もなければ帰って良いということで待機。特に体調などに変化がなかったので帰宅。
  • 10:05:帰宅もDiDiでタクシーを手配。時間のこともあってか早くて3分ほどで来た。道も混んでおらずスムーズに帰宅。

帰宅後

  • 10:40:それほど体調の大きな変化は感じないが,帰宅後すぐに体温を測ったら37.2℃あった。なんとなく少し身体の節々が痛い気がする(特に後ろ側の首筋?),あと少し気持ち悪さがある気がする。ただよく聞いていた身体のだるさや頭痛などはない気がする。
  • 12:30:体温を測ったら36.5℃と平熱に戻っていた。
  • 17:30:体温は36.5℃。身体の節々の痛さや気持ち悪さがなくなった気がする。注射をした付近(左上腕)の周りが特に腕を動かすとかすかな痛みがある。
  • 18:30:少し頭痛を感じる。頭痛持ちではないし夕食のメニューに困ったからではない気がする。
  • 21:00:夕食,入浴後もそれほど大きな変化はない。ただ注射した方の腕の痛みは確実にあって,特に腕を肩より上に上げるとはっきりと分かる。微妙に力も入れづらい。痛みの程度は低い。
  • 21:30:体温37.0℃。

第1回接種翌日:2021/07/28

  • 7:30:体温36.7℃。腕の痛みは継続,ただし痛みはそのままで強くなったりはしていない。気持ち悪さは微かに残るくらいに軽減,そのほかの自覚症状はないように思える。
  • 12:30:なんとなくだるさを感じて体温をはかったら37.2℃。腕の痛みは継続。
  • 14:00:体温37.0℃。
  • 16:30:体温36.6℃。軽い頭痛がある。
  • 20:00:程度は軽いが明らかに頭痛がある。
  • 23:00:体温37.0℃。

第1回接種2日後:2021/07/29

  • 9:30:体温37.1℃。腕の痛みは継続しているが,痛みがかなり弱まった。だるさのようなものがかなりなくなった。
  • 12:30:体温36.6℃。
  • 16:00:体温37.3℃。明らかな頭痛あり(これまでで一番はっきりしてるかも)。

第1回接種3日後:2021/07/30

  • 7:30:体温36.6℃。腕の痛みはほぼなくなった。
  • 23:00:体温36.7℃。ややだるさが残っているような気もするがほとんどの副反応っぽい症状はなくなった。微熱も出なくなった。

第1回接種のその後

  • 特に異変等なし。

第2回接種当日:2021/08/24

  • 7:30:2回目の接種予定時刻は1回目と違って16:30なのでそれまではふだんと同じ。体温は36.6℃で問題なし。

会場の医療機関までの移動

  • 15:55:第1回目と同じくDiDiでタクシーを手配。今回は2回目なのでワクチン接種会場移動用のクーポンは使えない(いちおう試した)。帰宅などの時間より早いこともあってかすぐ見つかり5分くらいでマンションに到着。
  • 16:00:タクシー乗車。
  • 16:15:タクシー降車,医療機関到着(偶然にも第1回目と同じ。予約した後に気付いた)。道が空いていて早めに着いた。1回目の接種で来ていたので迷うことはなかった。

着いてから〜受付

  • 16:15:外に設定されているワクチン接種者用の待機テントで受付して待たせてもらう。時間があったので Corbett (2000) Number. を少し読む
  • 16:25:受付。予診票の確認。問題なし。
  • 16:25:廊下で待機。

接種〜帰宅

  • 16:30:予定の16:30を少し過ぎたところで呼ばれた。場所は第1回目と同じ通常の診察室。簡単な確認の後,すぐに接種。今回も一瞬。診察室には1分もいなかったかも。刺されたときに少し痛みがあって当たり所みたいなものがあるんだろうかなどと考えた。2回目だからか接種後の注意が書かれた紙はもらわず,運動と飲酒を控えてくださいという注意を口頭で受けて退室。
  • 16:35:接種後,15分様子を見て何もなければ帰って良いということで廊下で待機。前回は待合室で待ったのだけれどやり方が変わったのかもしれない。特に体調などに変化はなく帰宅。
  • 16:50:またDiDiでタクシーを手配して帰宅。アプリがドライバーを探すのにちょっと時間がかかったが10分ほどで来た。道は混んでなくてスムーズに帰宅。

帰宅後

  • 17:00:それほど体調の大きな変化は感じず,体温も36.6℃。節々の痛み,気持ち悪さ,頭痛が少しある。
  • 18:30:注射をした付近(左上腕)の周りが特に腕を動かすと少し痛むようになってきた,特に腕を肩より上に上げると痛みが強くなる。力も入れづらい。
  • 22:00:体温36.7℃。

第2回接種翌日:2021/08/25

  • 7:30:体温36.6℃。腕の痛みは強くなり,肩より上に腕を上げるのが難しい。強い倦怠感がある。頭痛はない。就寝時も何度か起きてしまい眠りが浅かった気がする(私にとっては珍しい)。
  • 9:30:強い倦怠感は継続,節々の痛みと悪寒が出てきた気がして体温をはかったら37.1℃。
  • 10:30:体温37.8℃。解熱剤を飲む。
  • 11:30:体温37.5℃。
  • 12:30:体温37.6℃。
  • 16:30:体温37.7℃。倦怠感,頭痛,節々の痛み,悪寒はずっと少しずつあるものの朝よりは良くなった(特に倦怠感)。
  • 21:00:体温38.8℃。入浴直後,特に倦怠感や頭痛,悪寒などが強くなっていたわけではなかったのでびっくり。すぐ解熱剤を飲む。
  • 22:00:体温37.6℃。解熱剤が効いたか。

第2回接種2日後:2021/08/26

  • 7:30:体温37.6℃。腕の痛みはだいぶ良くなった。倦怠感は前日よりは良くなったもののまだけっこうある。気持ち悪さ,節々の痛みが少しだけある。頭痛はない。
  • 10:30:体温37.3℃。この日は解熱剤を飲んでなくて37℃台が続いているので前日より良くなっているのかもしれない。
  • 12:00:体温36.8℃。
  • 15:00:体温37.2℃。頭痛が出てきた。
  • 18:00:体温37.2℃。まだ軽い頭痛あり。
  • 21:30:体温37.1℃。頭痛が強くなったので頭痛薬を飲む。

第2回接種3日後:2021/08/27

  • 7:30:体温36.5℃。腕の痛みはほとんどなくなった。倦怠感,気持ち悪さ,節々の痛みもわずか。軽い頭痛がある。
  • 13:00:体温36.7℃。腕の痛み,倦怠感,気持ち悪さ,節々の痛みはなくなった。まだ軽い頭痛が時々。

(何かあったら or 記録がたまったらこの後に追記していきます)

ノイジーマイノリティが東京オリンピックについて気になったこと

きのう事前にいろいろ書いてつかれたので東京オリンピック・パラリンピックについてはしばらくブログを書かないとTwitterで言ったのですけれど,やっぱり気になるので少しだけ。

競技が始まってから,これまでのオリンピックと何か伝え方の部分で違うところが出てくるかと思って主にテレビ中継を見ていたのですけれど(私のゼミではときどきスポーツと言語が卒論のテーマになることがあります),ちょっとびっくりするくらいこれまでと変わらなかった気がします。

何より気になったのは,番組の中でスポーツに直接関わっていない多くの人たちがコロナ禍で苦しんでいることへの言及がとても少ないことです。たまたま私が見ていないところでだけたくさん言及されていたかもしれませんけれども。大会に何らかの形で関わっている人たちが大変なのも当然で,そこにまず言及や感謝があるのは分かります。しかし今はより広い視野が求められているのではという気がします。スポーツもそれ以外の社会や営みと切っても切り離せず,特にオリンピック・パラリンピックは社会的意義が認められているからこそこれだけの規模と扱いなわけですよね。

競技が終わった直後のアスリートに関しては,どうしても身近な人への感謝などが先に出るでしょうし,かなり感情的になっていることもあるでしょうし,インタビューの時間も限られているのでそういう言葉が聞かれないのはしかたないのかもしれません。でもそれなら,コメントしに来ている先輩アスリートとか,番組の司会や解説の方がもうちょっとフォローできないのでしょうか

特に初日NHKのオリンピック番組(柔道)の最後で,コロナ禍で苦しんでいる人たちに対して,とってつけたようなアリバイ作りのような一言さえなかったのは本当に驚きました。いや,そんなこと言うと「口だけは…」みたいな批判があるかもしれませんよ。でもなんと言うか,スタートラインにも立てていない感じ。

私は,今大会はこれまでになくスポーツとアスリートをはじめとしたスポーツに関わる人たちが厳しい目で見られる場になると考えていました。もし開催されることになったら,むしろなんとなく高揚感などによって覆い隠されてしまう始まってからが怖いのだと。今は,勝手に危機感のようなものを持っていた自分の方がおかしいのではないかとすら思えてきました。

私はいちおう大学で体育会にも入ってたスポーツ経験者で,自分ではあまりやらなくなった今でもスポーツが好きです。そんなんで今回のオリンピック・パラリンピックには反対というのはかなりのマイノリティなのかもしれませんが,

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この記事も本文に書いてあるようにアスリートの立場やスポーツの継続性を前面に出していて,むしろスポーツを応援する気持ちで書いたのですよ。

でも,もうなんだか冷めました。Twitterに書いたように白けたと言っても良い。これでもう今後開催期間中は東京オリンピック・パラリンピックに言及しません。嫌いになったからではない,どうでも良くなってきたからです。まだ始まったばかりですから,今後私の書いた心配が最初の1, 2日だけの局所的な出来事だったという展開になることを祈っています。

上にも書いたように私はスポーツとの関わり方についてはマイノリティで,ここに書いてあることは単なるノイズかもしれません。そのような人やものを「盛り上がってるから良いんだよ」と言って切り捨てた先に何があるのでしょうか。

おまけ

大坂なおみ選手についても何か書くかなということも考えていたのですが,開会式の件についてはいろんな人が触れていますし,アスリートとしての側面については過去の記事を紹介するにとどめておきます。

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あと「感動」についても以前まったく別の文脈で書いたものを思い出しましたのでよろしければどうぞ。

dlit.hatenablog.com