海外の研究者のdel.icio.usで見つけた、理論言語学用の樹形図作画ソフトです。大学院生が作ってくれたみたいですね↓
- http://www.ece.ubc.ca/~donaldd/treeform.htm(※動かすためにはJava Runtime Enviroment 1.4.2以上が必要です。)
というわけで、ダウンロードしてちょこっと使ってみました。慣れないソフトでかなり時間かかりましたよ…クリックすると大きくなります。(かなり適当に書いたので、あまり突っ込まないでください(^^; [Spec, vP]から[Spec, TP]への移動も書き忘れてるしorzこんな汚いtreeじゃ宣伝としては逆効果ですね…)
で、ソフトとしてはかなり多機能です。僕は今までwordでちまちま書いてたのですが、wordなどのソフトに比べてこれは良いなーと思った点は、
- ある程度treeを構築してしまった後でも、
- nodeやbranchを足したり消したり、
- nodeにくっついている格やそのほかの素性の情報を足したり消したり、
- 枝を指定したnodeを支点にflip(左右反転)させたりできる*1。
あと、素性を指定して他のnodeにコピーできる機能も何気に便利です(一方を編集したらもう一方も自動的に書き換わる*2)。
ただ、画像を見てもらった時点ですぐわかったと思うのですが、なぜか下の方が少し切れてしまっています。これはどうにも修正できませんでした。あと、めちゃ重いです…これは僕の環境のせいだと思うのですが。ただ、もしこれがさくさく動くような環境であれば、かなり快適に枝を作ることができるのではないでしょうか。特に複雑な構造を書かなきゃいけない場合ほど重宝しそうです。
あと、作った後の利用方法としても、
- docファイルにそのまま貼り付けたり、
- 画像ファイル(png, jpg)としてエクスポートしたり、
- LaTexにそのまま挿入したり、
といったことができるようです。作者さんも頑張って色々改造中のようなので、これからに期待したいソフトですね。なんといってもフリーですし。
まだ全部の機能を使ってませんし、細かい調整法とかは全然調べてませんので、また報告したいと思います。