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歯切れが悪いのは仕様です。

樹形図を書くソフト-TreeForm-

 海外の研究者のdel.icio.usで見つけた、理論言語学用の樹形図作画ソフトです。大学院生が作ってくれたみたいですね↓

 というわけで、ダウンロードしてちょこっと使ってみました。慣れないソフトでかなり時間かかりましたよ…クリックすると大きくなります。(かなり適当に書いたので、あまり突っ込まないでください(^^; [Spec, vP]から[Spec, TP]への移動も書き忘れてるしorzこんな汚いtreeじゃ宣伝としては逆効果ですね…)
 で、ソフトとしてはかなり多機能です。僕は今までwordでちまちま書いてたのですが、wordなどのソフトに比べてこれは良いなーと思った点は、

  • ある程度treeを構築してしまった後でも、
    • nodeやbranchを足したり消したり、
    • nodeにくっついている格やそのほかの素性の情報を足したり消したり、
    • 枝を指定したnodeを支点にflip(左右反転)させたりできる*1

あと、素性を指定して他のnodeにコピーできる機能も何気に便利です(一方を編集したらもう一方も自動的に書き換わる*2)。
 ただ、画像を見てもらった時点ですぐわかったと思うのですが、なぜか下の方が少し切れてしまっています。これはどうにも修正できませんでした。あと、めちゃ重いです…これは僕の環境のせいだと思うのですが。ただ、もしこれがさくさく動くような環境であれば、かなり快適に枝を作ることができるのではないでしょうか。特に複雑な構造を書かなきゃいけない場合ほど重宝しそうです。
 あと、作った後の利用方法としても、

  • docファイルにそのまま貼り付けたり、
  • 画像ファイル(png, jpg)としてエクスポートしたり、
  • LaTexにそのまま挿入したり、

といったことができるようです。作者さんも頑張って色々改造中のようなので、これからに期待したいソフトですね。なんといってもフリーですし。
 まだ全部の機能を使ってませんし、細かい調整法とかは全然調べてませんので、また報告したいと思います。

*1:日本語の枝でも最初にhead-initialで作っておいて、その後全部反転させれば楽に作れそうです。

*2:ただ、この機能には片方だけの一部を変更したりできないという不便さもあるように思います。