誰がログ

歯切れが悪いのは仕様です。

はくろん

 ついに博論執筆のスケジュールが正式にスタートしました。予備論文提出が10月、本論文提出が12月です。あっという間だろうし、久しぶりにしんどい半年になるだろうなあ…まあここ数年好き放題やらせてもらってるので、その分きちんと成果があったことをしっかり示したいと思います。
 博論のタイトルは「分散形態論による動詞の活用と語形成の研究」にしました。色々悩んだんですが、結局活用の話も語形成の話も両方盛り込むことにしたので。案としては語形成の部分は今回は見送りってのもあったんですが、僕の中ではそれだとどうも片手落ちな感じなんですよね。でも書類出しちゃったのでもう変更できません(^^; しかし内容が決まってもそこから最終的なタイトルを決定するのは章立てより悩んだかもしれません。適切なタイトルを付けるってのは難しいですね。

※追記(2008/07/08)
 タイムリーというかなんというか、このエントリを書き上げてから以下のエントリを読みました(時系列的には逆なんですが。僕のが後)。

 はい、私の論文のタイトルも見事に「大風呂敷」です。ただ、副題も色々考えたのですが、そうすると今度はどうしてもタイトルのカバー範囲が内容より狭くなっちゃって、結局断念したんですよね。
 僕にも、個別の研究としてはやっているものの博論自体には盛り込まないことにしたというものがいくつかありますが、それが遠回り(の一種)かというと難しいところですね。直接関わらなくても、理論構築や、概念の捉え方など、根幹の部分で自分の言語研究全体を支えてたりするからなあ。
 イメージとしては、僕の中では個別研究の場合も、ある程度総合的な研究の場合もむしろ表に出てきてない研究や論考によって支えられてる部分が結構重要だなあ、と最近感じるようになってきてます。ただ、これは分野によって相当事情が違うでしょうねえ。おそらく言語研究の中でさえ。