誰がログ

歯切れが悪いのは仕様です。

オフ会@学女(追記あり)

 行ってきましたよーなんか研究会自体もオフ会としても予想以上に…とりあえずすでに上がってる参加者のエントリなど。

 あとnosemさん、polenさん、sumauさん、twrさん、一言語学徒さん(もしかしたら他にもいたのかも)がいらっしゃいました。
 僕は会自体に参加するのがほぼ一年振りということがあって、色々な人にあいさつ回りをしていたせいで皆さんとゆっくりお喋りする時間がほとんど無くてとても残念でした。特にnosemさんともちょこっと喋っただけでしたし、polenさん、一言語学徒さんには頭を下げたぐらい…うーむ残念><学会だともっとゆっくりできたんでしょうけどねえ。
 あ、今日は悩んだ結果神田に赴くことにしました。これから出発しますが、帰ってきたらもう少し追記するかもです。ではでは。

※追記(2008/07/28)

 まず、その後上がったエントリ。

 で、肝心の会の話ですが。
 僕は渡米するまで数年間出席表の管理をやってたので大体の参加人数の推移を覚えているのですが、多分僕が関わってからは過去最高の人出だったのではないかと思います。ピーク時は四十人ぐらいいたんじゃないかなあ。質疑も結構盛り上がってましたしね。やっぱり賑わうってのは嬉しいですね。
 僕自身は上にも書いたように、久しぶりに会う方がたくさんいたので空き時間はひたすらあいさつして回ってたような気がします。nosemさんともホント一、二分ぐらいしかしゃべってないような。まあ学会とは違って空き時間もほとんどありませんしねえ。また他の研究会や学会ででもゆっくりおしゃべりしたいものです。
 tiharaさんとhukiraさんは懇親会にもいらして、色々普段聞けないような話もしてくださって楽しかったです。でもまあ懇親会ですからあまりはてなはてなするわけではなかったのでもっと色んな話題について喋ってみたいですね。これは言語処理学会に遠征に行け、ということなのか。
 最後に各発表の感想とか(中身の紹介は面倒なのでご勘弁ください)。
 申さんの発表はなんだろう、荻野先生から質問(というか突っ込み)があった同調パターンの存在はともかくとして、日本語の方が韓国語に比べて明らかにスタイルシフトが起こりやすい、というのは言えそうですし面白いと思うんですよ。ただ、今回の発表だとスタイルシフトの利用可能性と言及領域の違いがある程度リンクしていると考えているようでしたが、論理的にはほぼ独立していても良いような。Aのストラテジーが使えないからBのストラテジーを使うって言うには、A, B以外のストラテジーとの関連性についても考えなければいけないような。まあ今度本人に聞いてみるか。
 菊地先生の発表では細かいところを少し。「着物が着てある」、「イチゴが売ってある」が許容度が低いのはなぜか、という問題提起が最初にあって、途中で文脈があれば言えないこともない、という話はあったのですがなぜ言いにくいのかという話は出てこなかったような気がします。以前「〜が売っている」をやった時に「売る」の語彙意味論については色々考えたのですが、「売る」ってなんかこうテイルの解釈で出てくる維持っぽい感じがするのですよね。端的に言うと、値段を付けてしかるべき場所に置くと、その時点で「売る」という行為が始まって、売れたり引っ込めたりしなければずっと「売っている」ことになっている。「着る」もテイルにすると解釈が維持っぽくなるんですが、この辺りの性質がテアルと相性が良くないんじゃないかなあ、と。詳細は発表聞いてる時に詰めてみたのですが詰まりきらなかったです。まあまた考えてみます。