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なぜ金谷氏批判記事のまとめ/FAQを書いたのか

 タイトルにある、下のエントリを書いたのはいくつか理由があります。
 まず、そもそもこの金谷武洋氏批判シリーズはだいたい思いつくままに書いていたので、全体像や主な主張がわかりにくく、結構頑張らないと消化不良になる人が多いだろうなあ、とは以前から思っていたのでした。
 時折見かける、このシリーズの記事に関する批判的な意見、コメントなどにはそこに原因の一端があるように感じています。
 また、金谷氏の著作に関しては未だに好意的な意見を見かけますし、twitterで人に推薦されているのもちょくちょく目にします。困ったことに、言語学以外分野の研究者が無批判に参考にしたり、引用したりしているのにも出会ってきました。さらに、相変わらず「金谷武洋」などで検索してくる人は一定数いるので、こういった「ここだけ読めば良い」ようなエントリも書いておいた方が良いだろうと考えて書くことにしました。
 また、「なぜ批判しているか」という動機の部分はあまり丁寧に書いたことが無かったので、そこをきちんと示しておくことも、誤解を招くきっかけを減らすことにつながるのでは、と考えました。
 この、「変な言語論に対して専門家が批判を加えること(の是非)」問題は、僕の中で一つの大きなテーマであり、またニセ科学問題とつながっていくものです。だからエントリのタグにも「ニセ科学」を付けました。ニセ科学問題の視点から書いた関連エントリとしては、以下をご覧ください。下のFAQでは、Q4, 5, Q11辺りとつながります。

 つながる、と言ってもおそらくまだ僕にしかわからないほどのつながりだと思うので、そのうちきちんとまとめることができれば、と思うのですが。