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歯切れが悪いのは仕様です。

体験談や失敗談の共有

下記の記事に対して「失敗談の共有は大事」というコメントがあって,それには強く同意します。ただ反応が全体として好意的なのは,こういう方が振り返り的にまとめてるからということはないのでしょうか。

note.com

失敗談の共有ってメンバーが限られている場でもけっこう難しいことがありますが,webのようなオープンな場だと(特に話題になればなおさら)馬鹿にしたり罵倒する人がけっこうな確率で出てきますよね。

この方が書いている体験の部分と同じようなことを初心者と呼ばれるようなまだ経験が浅い方がwebに書いたとして,同じようにとまではいかなくてもある程度歓迎されるのかということを考えると私は今のwebにはあまり期待が持てません。ただ私は登山はやりませんので登山関係のコミュニティではそういう場が形成されているということを知らないだけなのかもしれません。

ちょっと話が変わります。以前,まったく別の話題で「体験談や具体例の話が大事でwebにはもっとそういうのが必要」というのがちょっと盛り上がってるのを見たことがあって,確かその時はコメントも付けなかったんですが,私が思ったのは「いや,体験談も具体例の話もwebにけっこう書く人いるけど注目したり取り上げたりしてないだけでしょ」ということでした。良い記事だと思ってブクマしてもその後ぜんぜん話題にならなかったり,検索して見つけた良い記事がやっぱり話題になった形跡がなかったりといったケースはけっこうあります。

繰り返しになりますが,失敗したケースも含め体験談や具体例のことを記録したり公開するのが大事ということには強く同意します。実際,私がブログやTwitterに何かを書く時の動機のかなりの部分を占めます。

でも,今のwebは(特に失敗した)体験談や具体例の共有を推奨したり後押ししたりする場をあまり提供できていないのではないでしょうか。あ,でも失敗談に関しては増田(はてな匿名ダイアリー)はそのうちの1つですかね。匿名だから?

私自身も時々書きはするものの,育児関係とさいきんはCOVID-19関係ではほかの場で見たネガティブな反応を思い出してあまり詳細を書けないことがあります。記事をお蔵入りにしたことも(育児は育児ネタってだけでネガティブなコメント付ける人いますしね)。実名を出しちゃってるので,身近な人,特に家族に迷惑がかかるのを考えちゃうということもあります。