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歯切れが悪いのは仕様です。

携帯電話普及前の部活の思い出

昨日人と話をしていて少し具体的なことを思い出したので書いておく。

一般的にどうだったのかは分からないけど、ちょうど筑波大学に入学した1998年の後半辺りから周りの人たちが個人の携帯電話を持つようになっていった。自分はそんなに早い方ではなかったけれどそれでも1年生のうちには買ったような記憶がある。

携帯電話を(みんなが)持っていなかった1年生の前半は、学生寮(筑波大では「宿舎」と呼ぶのが一般的かな)の自室にある固定電話を使っていた。たしか内線は無料で人によってはけっこう長話をしていたようだ。自分はそんなに電話は好きではなかったけれど同級生との連絡には便利だった。

ここまでが前置きで、思い出話は学部の4年間所属していた体育会の部活に関することだ。

1つ目は連絡網。携帯電話普及前は「今日は電話で連絡網が回るので自室待機しておく」ということがたまにあった。顔を合わせる練習やミーティングの前に連絡しておかなければならないことなのでそれほど頻繁にあったわけではない。連絡を回すのは携帯電話をみんなが持つようになってからは本当に楽になったし、うちはたしかすぐにメールでの連絡になった。

2つ目は卒業生への報告。重要な試合の結果を卒業生個人へ連絡するという仕事があった。ただこれは固定電話でやった記憶が曖昧…当時は春(入部直後)に1年で一番重要な試合があったのでやっていてもおかしくないのだけれど。ちなみに今は個人への電話連絡はやってないんじゃないかな。

3つ目はちょっと特殊かもしれない例で、歌の伝授。私が所属していた部活は歴史と伝統があり「部歌」というのがあって新歓とか追いコンとかイベントの際に必ず歌うのでみんな覚える必要があった(なんと歌詞は6番まである)。その歌の伝え方が「先輩が後輩の固定電話の留守電に歌って吹き込む」というやり方で1年生の時はそうやって教えてもらった。自分たちが2年生になった時は携帯電話の留守電に歌って吹き込んだ…わけではなく、まとめて教えたような気がするがこちらも記憶があまり定かではない。今なら録音したものの配付はLINEとかを使うのだろうけど、結局歌自体は市販されているものではないので誰かが歌う必要がある。その後もしかしたら何かきれいに録音されたデータとかでやっているのかもしれないけれど。