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歯切れが悪いのは仕様です。

ブログを書いてたら自然に信頼できるブックマーカーに出会いました

 僕は現在、ダイアラー*1としては幸せな環境にいるよなあ、と思うことが多いです。エントリを上げればそれなりの人数の方々に読んでもらえているようですし、たまに思いがけずブクマしてもらえることもありますし、なんといってもコメ欄の反応がこんな辺境にはもったいないぐらい豪華だと思います。まあたまに対応に困るコメントが書き込まれることもありますが、そんなに多くの人が来ないということもありますし、トピックもこれまた大体マニアックなせいか、これまでネガコメとか炎上といったことに悩まされたことがありません。
 枕が長くなりましたが、そんな幸運な僕がダイアリとブクマの関係性について少し感じたことを書いてみます。あくまでこれは僕のエピソードなので、あまり一般化できるとは思えないのですけれど。
 話は簡単で、もうタイトルに主張がそのまま書いてあるのですけれど、

  • ブログを書いていたおかげで、いつの間にか自然に信頼できるブックマーカーの方々に出会えたなあ

と最近よく思うのですよね。
 まあ「信頼できるブックマーカー」の基準自体が色々あると思うのですけれど、僕は大体「あまり注目されていないけれども重要な/面白い記事を拾ってくる」とか、「短い文章で的確な、鋭い、あるいは面白い批判/突っ込み/補足/疑問をコメントに書く」とかいった辺りに惹かれることが多いです。
 ブックマーカーを丁寧に評価するには*2、ブックマーカーの動向/コメントとブックマークされた元記事両方を見なければならないわけですが、元記事が自分の書いた記事だとそのための労力って半分以下になる(ことが多い)と思うのですよね。自分が書く記事に関しては、まあエントリの内容にもよりますけど、書きたかったこととか背景にある文脈とか関連する知識/情報とか判断に有益な情報をあらかじめ自分が持っていることが多いでしょうから。
 これは僕に比較的自分の専門分野があって、それに関する記事も書いている、という点も大きいと思うのですけれど、自分のエントリに鋭いブクマコメントが付いていたり、「なんでこんなマニアックなエントリにブクマが…」って体験を通して、(少なくとも自分の興味のある分野に関しては)その情報収集力や情報への評価の仕方に信頼の置けるブックマーカーの皆さんに出会うことができました。それも特に探そうとか思ってたわけではなく。
 僕は、こうやって今の「お気に入り」に登録させてもらっているブクマカの皆さん+はてブコメント一覧を見た時に優先的に探すブクマカの皆さんのリスト、をなんか自然に手に入れちゃいました(もちろん今でも随時更新中です)。現在の「お気に入り」登録数は八、かなり少ない方だと思いますが、これでも自分の興味のある分野について毎日質の高い情報が興味深いコメント付きでたくさん入ってきますし、おまけに自分がなじみのない話題についても同時に色々な情報が入ってくるので、充実しています、というかすでに情報を全ては処理しきれません(^^;
 その中から、ダイアリのネタになるかなと思ったものには自分でもブクマしたり、気になったものにはたまにコメントしたりっていうゆるゆるな、でも充実したブクマカ生活を送らせてもらっています。
 はてブへの入り方も、「はてブ使ってみるか→お気に入りどうしよう…」とかではなくて、「なんか面白いブクマカがいるな→おー「お気に入り」って便利だな→ついでに自分でも少しは使ってみるか」だったんですよね。
 まあなんかだらだらと書いてきましたけど、ダイアリを書いていたおかげではてブとは良い出会い方ができたよなあ、と個人的には思っています。書いてて良かったな、と。
 これからダイアリとはてブの使用割合がどのようになっていくのかは自分でもよくわかりませんけれども、しばらくは今のまま、「ダイアリ中心ゆるゆるブクマカ」で行くんじゃないかと思ってます。結構試みてはいるのですけれど、あの少ない文字数で自分の何かを上手く表現するというのはなかなかコンスタントにはできそうにないのですよね。それはまあ、ここまでだらだらとしたこの書きっぷりに付き合っていただいた方々になら十分に納得してもらえるんじゃないかと思います。
 まあ、はてブとの出会い方、付き合い方には本当に色々な可能性があると思いますが、こういうパターンもありますよ、ということで。

*1:はてなダイアリユーザのこと(らしい)。ちなみに英語では"diary"の動詞形は"diarize"、「日記を書く人」は"diarist"。

*2:なんか上から見ているような表現で気が引けますが…