誰がログ

歯切れが悪いのは仕様です。

内容の判断/保証

 おそらく散々既出の話だと思うのですが。以下のエントリを読んで、僕がたまに言及してる言語学関係の一般書や入門書の問題と似てるなあ、と思いました。

 wikipediaも一般書もそのいくつかの目的の一つに、専門家以外の人が手軽に(大雑把でもいいから)きちんとした情報を得られる、というものがあると思うのですが、その内容の正確さがまさに専門家(あるいはある程度詳しい人)によってしか判断できない、というような状況があるとすればなんか皮肉な事態だなあ、と。
 以前も書きましたが、むしろ専門の論文とかならまだ滅茶苦茶な内容のものがあっても害が少ない*1と思うのですよね。専門家なら自力で内容を評価できるし、ちょっと専門から遠いところでも、全くの素人よりは素早く判断できるノウハウがある*2
 なんか、もうすでに「wikipediaのどの記事が信頼できるかwiki」とかあったりするんでしょうか。
 だからこそ、手軽にアクセスできるネット上で専門家がレビューを書いたり、他のネット上の記事に言及してくれるのは助かりますね。

*1:執筆者や掲載した雑誌などの評判が落ちるぐらい。

*2:例えば知り合いに聞くとか。