誰がログ

歯切れが悪いのは仕様です。

科研費採択されました

 ついったーなんかでは先に書いていましたが、サイトでも公開されたようです。引き続き、若手(B)です。

テーマは「分散形態論を用いた日本語の時・法と語性の形式的研究」としました。定性(finiteness)や前の科研ではそこまで進めきれなかった命令周りの話を引き続きやりたいと思います。前より屈折形態論寄りになった感じですね。語性(wordhood)絡みで複合語の研究もする計画ではありますが。
 日本語学分野の若手(B)の採択課題は次のような感じになっていて

方言・バリエーション、コーパス、談話・会話、辺りが強い印象ですね。
 先のエントリでは書かなかったんですが、

科研費は研究活動を行う上で本当にありがたいです。1回採択されて体験したことで、申請のモチベーションはかなり上がったというか、自分の中での位置付けははっきりと変わりました。
 僕の研究だとなくても研究自体なんとかならないこともないのですが、e-bookになってないペーパーバック版も出ない高価な洋書もまだまだありますし、旅費の心配をそこまでせずに学会、特に海外で開催されるものに応募できるのは本当に助かります。あと英語の校正とか。
 この三年でなんとか博論を出発点にした研究を一区切りにしたいのですが現状だとかなりがんばらないと厳しそうです。次に課題が残ること自体は良いんですけどね。