誰がログ

歯切れが悪いのは仕様です。

2020年度の断片的な雑感

あっという間に新年度になってしまいました。

さいきんは書く気力も湧いてこず,内容としても暗いものしか思いつかないのですが,なんとなく気持ちの区切りが付かないような気がしたのでちょっとだけ書いておきます。

言うまでもなく,ひどい1年でした。

ただ状況を考えれば,家族が大きく健康を損なうことなく乗り切れたことのみを持って喜ぶべきなのかもしれません。私はさいきんは落ち着いてはいたものの咳喘息持ちであり,うちの5歳児も小さい頃から喘息だったので(さいきんは症状が出てない),心配は尽きませんが特に5歳児の方は元気です。ありがたいことです。妻も東京の大学勤務なのでいろいろ状況に翻弄されるところもありましたが,今のところなんとか。

大学の仕事についてはなかなか書きにくいこともあり,ここではあまり具体的に触れないようにしたいと思います。特につらかった時期のことについてはその時に少しだけ記録してありますので「COVID-19」のカテゴリーに入っている記事などをご覧下さい。

2020年度は「よりによってこんな時にこんな委員に…」というのがいくつかあって,予想通りというか予想を超えて大変でした。さらに2020年度中から嫌な予感というか覚悟はしていたのですが,「2020年度は特殊な状況だったので次年度も同じ委員をお願いしたく」ということになったものもあります。2021年度も確実につらいことになるでしょう。昨年度の経験が多少は生かせるとは思いますが,また新しい状況や問題が生まれる可能性もありますしね。

私は授業中の「雑談」でときどき(相対的に)若いというだけで「若いから英語できるでしょ」「若いからパソコンできるでしょ」ということを言う人は珍しくないのでできれば大学(院)に在学中にできる範囲である程度のことはできるようになっておいた方が良い(でも可能ならばできることは知られない方が良い)という話をします。

ちなみにこれは大学院時代の先輩からいただいたアドバイスを元にしています。私なんか英語もコンピューターもぜんぜんできる方ではないので私自身も苦労するし周りにも結局迷惑をかけるしということになってしまうことすらあるのですが,本当にできる人たちは本当に大変で,特に2020年度はオンライン対応で多くの人の健康や人生が磨り減らされたのではないかと思います。

4月から新しい所属になった「新人」や「若手」の人たちがそういう目にあって(できるだけ)磨り減らされないことを祈っております。

皆様のご武運もお祈りして,では保育園のお迎えに行ってきます。