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歯切れが悪いのは仕様です。

入江聖奈選手を素晴らしいアスリートだと思った出来事

下記の張本勲氏の発言に関する記事を見て,ブログにも記録として残しておこうと考えました。

www.j-cast.com

入江聖奈選手のこともボクシングのこともそれほど詳しくないのではてブのコメント・Twitterで簡単に触れるにとどめていました。該当ツイートもはっておきます。

それほど付け加えることはありません。オリンピック開催の数週間前のサンデースポーツをたまたま見ていたら入江選手のけっこう長い語りを放送していて,そこでコロナ禍で競技を続けることやオリンピックに出ることへの葛藤について話していました。医療従事者など大変な状況にいる人にも触れていたと記憶しています。

もう一ヶ月以上前なので発言の詳細については覚えていないのですが,自分の考えを自分のことばで語っているという印象が強く残っています。このようにしっかり話をできるアスリートがいることは,ボクシングやスポーツにとって非常に良いことだとも思いました(必ずしもすべての選手がそうでなくてはならないとは思いませんが)。

オリンピックの開催前から今まで,アスリートが自らの言葉で何か言うべきだという意見を定期的に見かけます。中にはこういうアスリートもいたのですよ。オリンピックに参加したことそのものを問題視するような人もいるかもしれませんが,このように社会との関わりも踏まえながらその分野のことについて自分の考えを語ってくれる人の存在は,スポーツに限らず重要ではないでしょうか。

個人的には,「難しいですね」とか「選手も悩んでるんですね」といった紋切り型の表現で短く片付けてしまうメディアの方がこのような人たちのことばや語りをうまく受け止められていないようで問題ではないかと思います。