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歯切れが悪いのは仕様です。

東海英語研究会ワークショップ2025で発表します(8月24-25、中京大学)

東海英語研究会ワークショップ2025で発表させていただけることになりました。アクセスやプログラムの詳細などは下記のページをご覧ください。とても豪華なプログラムで、聴衆としても楽しみです。

私は「外在化」に関するワークショップで「主要部の外在化と形態論: 主要部移動、形態操作、語性」というタイトルで発表します。ざっくり言うと、複合主要部と語性 (wordhood) の関係について理論的にどのような取り扱いが可能なのか整理する予定です。予定では、複合主要部と(複合)語を関連付ける際に出てくる主要部移動、形態操作、Spanningといった概念・操作についてどのような違いや可能性があるのか検討するという辺りのことをメインでやりたいと考えています。理論的に比較的新しめの話題としては、Spanningのほか、Morphological MergerにLoweringとRaisingがあるのではないかという話などについてもやりたいです。分散形態論で想定するMorphosyntactic wordとwordhoodの関係についても何か新しい話題提供ができればと考えているのですが、こちらは力及ばずになるかもしれません(「整理」と言っているのも分析にあまり自信がないから)。

デジタルコミュニケーション研究会の発表までずっとBlueskyとテキスト処理のことに集中していたので、形態理論周りの頭がぼけている感じがありますが、ちょっと離れていたことを逆に生かせると良いなと思います。

ちなみに、8月18-19日と9月8-9日に神戸市外大で形態論の集中講義を担当します。こちちらも担当科目名に「英語学」が入っていて、なんだか英語(学)に縁のある夏になりそうです。