誰がログ

歯切れが悪いのは仕様です。

卒論シーズンの大学図書館はいつも通りの状態ではないことがあるので利用は余裕を持って

はじめに

 大学や分野によって違いがあるが,12月から2月ぐらいまでの間に卒業論文をはじめとした学位論文の提出日が設定されているところが多いのではないだろうか。
 この時期は,それ以外の期間より人が集中するため,大学図書館が使いにくい状態になることがあるように思う。
 年明け,来年度のために少しメモしておきたい。

何が起こるか

コンピュータやプリンター等が使えない状態になる

 図書館に「コモンズ」のような形で,検索以外の用途にも使えるコンピュータとプリンターが設置されている図書館で起こる。
 まず,ふだん使わない人も来る上に,作業時間が長くなりがちなので,作業できる機器が空いていないということが起こる。
 また,機器のトラブルも増えるように思える。これが混雑に拍車をかける。ふだん使わない人がトラブルにあった時にフリーズしたままコンピュータを放置したりとか。また,プリンターでの印刷にも負荷がかかるので,紙詰まりやインク・トナー切れが起きる頻度も上がっている気がする。
 「今日が締め切りだけど1日籠もればレポート終わるだろう」といった感覚で図書館に行くと大変なことになることがあるので気をつけよう。

本などが「ない」状態になる

 たとえ図書館のサイトで目当ての本の存在を確認していっても,一日中誰かが棚から持ち出してどこかの机で使う可能性がふだんより高い。
 また,データを確認したわけではないのだが,私の経験から言うと,この時期は延滞も増えるようである(つまり返却期間になってやっと借りられると思ったらダメ,とか)。気持ちは分からなくもない。たとえば私の所属する大学の図書館では延滞するとその分後で本が借りられなくなるペナルティがあるのだが,卒論などを提出すればその後は借りられなくても大丈夫な人は,延滞しても締め切りまで手元に本を置いておくことを選択するかもしれない(実際そのような意見を直接聞いたこともある)。
 多くの人が借りたい重要な文献ほど危険性が高いわけで厄介である。

おわりに:その他の場所でも

 規模が違うので危険性は比較的低くなるだろうが,上に挙げたようなことは,(特に人数が多い)研究室や,研究科や学部の資料室,コンピュータ室(私の所属大学では「サテ(ライト)室」と呼ばれることが多い)などでも起き得る。
 機器に関しては,自身(あるいは家族)のコンピュータやプリンターがある人はそこまで致命的な状態にはならないかもしれないが,そちらもいつでもトラブルに見舞われる可能性はあるわけで,じゅうぶん余裕を持ってレポートやテスト(あるいは論文)に取り組んでほしい
 似たようなことはテスト期間にも発生するのではないかと思うが,やはり学位論文シーズンは特に危険であるように思う。
 そして最後に,当たり前の話だけど,図書館の本は延滞せずに,延滞してもちゃんと返して下さい