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歯切れが悪いのは仕様です。

【ネタバレあり】『ベルセルク』42巻を読んだ。すごい

ストーリーについて具体的に触れるわけではありませんが、絵やあとがきには言及しますのでネタバレにご注意ください。

楽しみにしていた『ベルセルク』42巻が出たので読みました(電子版)。今論文執筆に追われているのですが、これは後回しにできませんでした。ちなみに「原作:三浦建太郎、漫画:スタジオ我画(扉絵?には個人の名前も掲載)、監修:森恒二」となっています。

大変失礼なのを重々承知の上書くと、最初の感想は「予想していたより面白かった」というものです。あそこまで評価の高い作品を引き継ぐ(しかも今後原作者からの情報は得られない状況で)という決断だけでもすごい覚悟だと思ったのですが、ここまでのものにできるものなんだなと。やはりプロはすごいですね。マンガに詳しい人は予想できたことだったのでしょうか。読み終えるまであっという間ですぐに続きが読みたいとなってしまいました。もちろんもし時間がかかっても待ち続けますけどね。

あまり事前に情報を入れずに読みたいと思っていてどういう方針で42巻掲載分が作成されたのか(そういう情報が公開されたのかどうかも)ほとんど知らなかったので、まず画が41巻までのものから違和感ないほど受け継がれていることに驚きました。これは私が物語の続きが読めさえすれば画はかなり変わっていても良いと思っていたから余計にそう感じたのかもしれませんが、画はなんとかなるもんなんですかね。

上でも書いたようにストーリーについては触れません。しかしこの容赦ない展開は「ああベルセルクだなあ」という感じがします。

森恒二氏による「あとがき」がとても印象的で、特に「私自身でさえその気持ちがあります。」と「どうか許していただきたいと思います。」という表現が重い。このあとがきは必ず通して読んでほしい(部分的に取り上げてあれこれ論じるのはあまりよくないのでは)と思ったので、わざとこれだけ読んでは分からないところだけを短く引用しました。興味のある方はぜひあとがきまで読んでみてください。