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歯切れが悪いのは仕様です。

3回目の緊急事態宣言後の月曜日,在宅勤務で迎えた東京の朝

はじめに

さいきんこういう節目節目で記録を残しておくのが良いかと思って書くようにしています。

今のところ私の勤務先では今回の緊急事態宣言に関する明確な通達は出ていないようなのですが,対面や対面とオンラインのハイブリッドでやっていた授業をどうしようか悩んでいます。

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大学の所在地は茨城で自分が東京から通っているというのもややこしいんですよね。茨城は県全体でならすとたとえば感染者数は多くないように見えるのですけれども,(東京に近い)県南と県央・県北ではかなり状況が違うようなので,大学も対応が難しそうです。個人的には慎重な方が良いと思いますし,実際,これまでの大学の対応も慎重だったかなと。

通勤・通学の様子

上にも書いた東京から出勤しているという事情も考慮して,元々緊急事態宣言の有無にかかわらず,私自身はできる範囲でリモートワーク(と言ってもほかに行くところないのでほぼ在宅)を続けてきました。

月曜は特別な業務がない限り在宅勤務日にしてきたので今朝自宅から外に出たときの人の少なさに最初ちょっとぎょっとしました,今回の緊急事態宣言が出てから最初の平日なんですね。時間帯は通勤時・通学時でも明らかに人が少ないです。

民間企業に勤めている方からは緊急事態宣言が出ているかどうかでリモートワークの可否や許される幅が違うというのは個人的なやりとりでちょこちょこ聞いてきましたし,大学生の数がかなり減っていたので(おそらく授業がオンラインに移行したのでしょう)少なくとも通勤・通学に関連する人出を減らすという点について,緊急事態宣言には効果があるのではというのが今朝の実感です。

もちろん,まだ一日目なので今後どうなっていくかは分かりませんし,地域による違いもあるでしょうし,何より緊急事態宣言にほかの点でどれくらいの効果があり,また効果があったとしてもデメリットを許容できるくらいのものなのかというのはまた考える必要がありそうです。

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前から何度か書いているのですけれども,体調が悪い人がさっと休めるような組織・環境作りがとても大事だと思うのです。その辺りこの1年でどれだけ進んだのでしょうか。悪い状況にある業界が多いでしょうから,なんとなく現場の工夫に任せるとかではなく明確な意図の下でやらないと実現できないような気がしています。もし実現できればめでたくコロナ禍が収束した後にとっても良いものになるのではないでしょうか。

生活関係

一方,在宅勤務の日によくコーヒーを買いに行くスタバはあまり変わっていないようでした。私の利用する店舗では上で書いた通勤・通学の話とは違って人出が感染状況に対応しているように見えます。緊急事態宣言のようなきっかけがなくても人が減ることもあって,やっぱりインパクトのある数字が出た日が多かったように思いますね。しかしめっきりスタバでお仕事をしなくなってしまいました。私は家より外の方がいろいろはかどるので本当はどこか行ってやりたいんですけど,今の状況ではしかたないですね。

大型商業施設ではどうもスーパーに限らず,生活により直結しているような店舗(たとえば美容院とか)は開けるっぽいです。昨年の宣言時がどうだったか正確には記憶してないのですけれども,今よりけっこう色々閉まっていて生活に工夫が必要だったという記憶があります。店や施設については,もっと開けられるところもあるのではないでしょうか。感染対策がしっかりした店や施設もだいぶ増えたように思うのですが。

保育園

保育園からは,けっこう早い段階で感染対策に気をつけながら開けるという連絡があって少し安心ました。同時にその連絡に陽性になった人が出た園が増えてきているので今一度感染対策の徹底をというお願いもあって,気が重いところではあります。ただこれだけ数が増えてるのを見ると,身近なところで出ても不思議ではありませんね。昨年の保育園の休園時はほんとうに厳しかったです。

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1年前との違い

こうやって書いてみると,緊急事態宣言,大学の授業のオンラインへの移行等,ちょうど1年前と似ている要素がいくつかあります。しかし,たとえば医療リソースの状況など明らかに悪化したものも多いのではないでしょうか。

上の増田の記事でも話が出てきているように,1年前は「まず時間稼ぎを何とか」というところがあったのに比べて,(現在でも時間稼ぎに意味がないとは言いませんが)明らかに色々な「リソース」の余裕はなくなっているように思えます。これも何度か書いてきたように,多くの人が「磨り減らされてきた」のではないかと。

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だいたい,1年かけてうまいことできてこなかったことがここから数週間,数ヶ月でできるようになるのでしょうか。

それとも,選挙結果が思わしくなかったことで「本気」になる? オリンピックが目前に迫ったらちゃんとやる? ここまでの状況でまだ本気になれない政府というのも嫌ですが,仮にそれで改善するのなら「やりたいけど能力的にできません」というパターンよりましかもしれないとは思います(悪意と無能のどっちがましか問題)。

少なくとも大学関係者としてはオンライン授業からはじまり,特に入試関係の諸々が大学にお任せだったことは忘れられません。あれでそれほど大きな問題が多発しなかったように見えるのは僥倖としか言えないように思います。

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