誰がログ

歯切れが悪いのは仕様です。

2021-01-01から1年間の記事一覧

批判を受け入れて修正するのはすごい(ゆる言語学ラジオさんとのやりとりについてもうちょっと)

はじめに 下記の記事に書いた金谷武洋氏の著書に関して,ゆる言語学ラジオさんから訂正の情報が出ていました。 dlit.hatenadiary.com 動画内で取り上げているのは下記のものです。動画のページにも記載があるように,該当箇所は32:43です。 www.youtube.com …

体験談や失敗談の共有

下記の記事に対して「失敗談の共有は大事」というコメントがあって,それには強く同意します。ただ反応が全体として好意的なのは,こういう方が振り返り的にまとめてるからということはないのでしょうか。 note.com 失敗談の共有ってメンバーが限られている…

ゆる言語学ラジオさんとの金谷武洋氏をめぐるやりとりについてちょっとだけ

はじめに 「ゆる言語学ラジオ」というYouTubeのチャンネルに金谷武洋氏を肯定的に紹介している動画があります(紹介が目的ではないので直接リンクをはることはしません)。 金谷武洋氏の著書の内容には専門的に見ていろいろ問題があり,以前いくつか批判記事…

「言語学入門の入門」の動画とファイルを修正しました

下記の記事で紹介していた「言語学入門の入門」のスライドと動画,一部スライドのタイミングの設定が変で視聴できないところがあったようなのでそれぞれ修正してアップし直しました。具体的には特に4枚目のスライドがきちんと視聴できるようになっているはず…

車を運転するときも自転車に乗るときもマスクをしている

著者の名前を見て読まずにいた人もいるのではないかと思ったんですけどコメントとかにはあまりそういうのないですね。webの文章ではかなり久しぶりにこの名前を見た気がするので私の感覚がずれいているのかもしれません。 jbpress.ismedia.jp 私も当初は(1…

Notionの使用例1:学会とか研究会の記録(+研究者データベースをタグのように使う)

はじめに この記事では,私がどうNotionを使っているかについて少し具体的に書いてみます。最初は数例紹介しようと書き始めたのですがスクリーンショットも多く長くなってしまったので記事をいくつかに分けます。ちょっと前にAPIに関する記事を先に書いてし…

ZapierでNotionのAPIを試してみた(Google Calendar, OmniFocusとの連携)

はじめに NotionのAPIが一般ユーザーでも使えるようになりましたので少し試した内容を書いてみます。といっても独力であれこれできるような能力はありませんので,Zapierというサービスを使ってNotionとGoogle Calendar, OmniFocusを連携させてみます。 zapi…

カーシェア使用雑感(プロローグ)

実はちょっと前に江東区内で引っ越しをしまして,その際にマイカーを手放し現在カーシェアを使っています(といっても月数回)。 引っ越し前はマイカーで保育園の送迎をしていました。引っ越し後は保育園へは徒歩あるいは自転車で行けるようになったので短時…

オンライン国際研究イベントで司会をやってちょっと思ったこと

英語で司会,久しぶりにやったんですが予想通りつらかったです。定型表現も多いんですが,突発的な対応も意外と発生するので…というわけで体験談です。ちなみに司会をやったのは日本英語学会のSpring Forumという大会です(国際イベントで使用言語は英語)。…

五輪開催の件で特定の選手に話題を集中させるのは良くない(テニスに関して追記あり)

今回の五輪の,特に開催に関する件で特定の選手に話題を集中させるのはやめた方が良いのではないでしょうか。個々のアスリートを不当に追い詰めるのではないかという点でも心配ですし(私の観測範囲が偏っているだけなら良いのですが)なんか話題に偏りがあ…

悩んだけれど東京五輪の開催中止の署名をしました

以下の内容はあくまで私個人の考えであって,私が関わるいかなる組織の意見・見解も代表するものではありません。 追記(2021/05/09) 補足を書きました。 dlit.hatenadiary.com はじめに 色々悩んだのですが,下記の署名をしました。また少なくとも私に関し…

でも書いても読まないしブクマしても後で参照しないよね

被ブクマがのびやすくなったという実感はないのですけれど,SmartNewsなどのメディアに言及された方がアクセスが増えるという実感はここ数年あります。 www.tyoshiki.com で,週刊はてなブログの記事を書いた時にほかの方々が書いた同シリーズの記事とその反…

文章にお金を払うことと投げ銭

なんで投げ銭? 昨日の記事にそもそもなんで投げ銭機能を付けたかって話を書くのを忘れていました。 dlit.hatenadiary.com まずお金はほしいですよ。いくらでも。ただ今回採用した投げ銭に具体的な収入の希望を持っているかというとそれはあまりないです。そ…

codocでブログに投げ銭機能を付けてみた

追記(2021/05/06) 投げ銭機能を付けた理由について書きました。 dlit.hatenadiary.com codocを使う 以前noteからの転出が話題になったときに id:cafe_petit さんの記事を読んでそのうち試そうと思っていたのですが, petitmatch.hatenablog.com 検索してみ…

ハイブリッド授業(同時配信型)今のところの雑感

はじめに 昨年度はすべての授業がオンライン(オンデマンド,あるいは同時双方向型)だったのですが,今年度はできる範囲で対面授業の可能性を探るということで,学部の演習の授業で対面+同時双方向オンライン配信のハイブリッド授業をやっています。 「ハ…

東京の公園で故郷の沖縄を思う

感傷的になったので珍しく出先で書いている(句点がピリオドなのはいつもと違ってスマホで入力しているため). 東京の某公園に出かけたら三線で沖縄の民謡を弾き出した人がいた.これだけで沖縄出身とは断定できないが選曲から考えて出身者かかなりなじみの…

熱意があったり怒っていたりするのをからかわれるのが好きではないという話

と言っても,そんなに大した話ではないです。 誰かが熱意を持って(それが明らかなように)何かに取り組んでいたり,怒りを表明しているのをからかう,揶揄するというレトリック,行為自体はもちろん古くからあると思うのですけれど,「必死だな」とか「顔真…

3回目の緊急事態宣言後の月曜日,在宅勤務で迎えた東京の朝

はじめに さいきんこういう節目節目で記録を残しておくのが良いかと思って書くようにしています。 今のところ私の勤務先では今回の緊急事態宣言に関する明確な通達は出ていないようなのですが,対面や対面とオンラインのハイブリッドでやっていた授業をどう…

酒の飲み方

コロナ禍が本格的になって以降,ほとんどまともに酒を飲んでいない気がする。 元々晩酌などする習慣はなく,誰かと飲むのもあまり頻度が高くなかったのでよく考えれば大きく生活が変化したとは言えないのだが,あの,親しい人と飲む時の酒の味がやけになつか…

出勤したい人がみんな人と交流したいわけではない

少なくとも私は研究室に引きこもりたいだけです。 前から書いてますがやっぱり研究室がいちばん研究も授業準備もやりやすくて。 でも感染状況ひどいのでまだ出勤日必要最低限を継続します(1週間のうち対面授業がある2日のみ)。まだまだ耐える日々が続きそ…

大学の2021年度がスタートしたのでちょっとだけ覚え書き

2021年度が始まって,私が勤務している筑波大学でも例年と同じスケジュールで授業が始まっています。2020年度がコロナ禍への対応があって4月末開始だっただけなんですがたった1年とは言えこの1年のインパクトが強すぎてなんだか懐かしい感じさえあります。ハ…

オンライン授業だから受講者をたくさん受け入れられるわけでもない

下記のまとめに対して「オンライン授業なのになんで履修者数を制限するのか」という主旨のコメントが複数付いているのが気になったので少し私の知っている事情や体験について書いておくことにしました。 togetter.com 大学ごとに様々な違いがあるので私の話…

ブログのテーマを「Neumorphism」に変えました

ぱっと見て良いなと思ったのでテーマを変えてみました。「Neumorphism」というテーマです。気分転換に。 テーマストアはこちら。 blog.hatena.ne.jp デモサイトはこちら。 neumorphism.fuji-blo.com 細かいデザインもそのうちいじってみるかもしれません。

週刊はてなブログへの寄稿についてちょっとだけ

ここを読んでくれている多くの方はすでに知っているような気もしますが,週刊はてなブログに寄稿した記事が公開されています(しかし改めて読んでみると前置きの「が」多過ぎですね)。 blog.hatenablog.com 記事中でも断っている通り,これまで自分のブログ…

2020年度の断片的な雑感

あっという間に新年度になってしまいました。 さいきんは書く気力も湧いてこず,内容としても暗いものしか思いつかないのですが,なんとなく気持ちの区切りが付かないような気がしたのでちょっとだけ書いておきます。 言うまでもなく,ひどい1年でした。 た…

【宣伝】『日本語のテンス・アスペクト研究を問い直す 第2巻「した」「している」の世界』が発売されました(編集+論文の執筆を担当)

第1巻と同じく当初の予定からはかなり遅れてしまいましたが,刊行となりました。 日本語のテンス・アスペクト研究を問い直す 第2巻—「した」「している」の世界ひつじ書房Amazon 詳細はひつじ書房のページから見ることができます。目次の一部をこちらにも載…

「気が緩ん」でもOKなことをサポートしてくれる仕組みやデザイン

緊急事態宣言が解除されるということですのでその前にここ最近気になっていたことを少し書いておきます。 「(気が)緩む」 まず,今回のコロナ禍に限った話でもないのですが,私はそもそも人々の行動や社会のあり様に対して「(気が)緩む」というタイプの…

【宣伝】論文集『言語研究の楽しさと楽しみ―伊藤たかね先生退職記念論文集』に語種と接辞に関する論文を書きました

論文集『言語研究の楽しさと楽しみ―伊藤たかね先生退職記念論文集』が刊行されました。執筆者ということでいただいた手元にあるものの奥付を見ると刊行日は3月22日となっているのですが,Amazonではもう購入できるようになっていますね。 言語研究の楽しさと…

Remoを使った研究イベント(言語学フェス2021)雑感

Remoを使って行われた言語学を中心にした研究イベントがあって,そこでポスター発表をした時に考えたことなどを書いておきます。 大学院の入試業務にまみれていたら終わってからあっという間に2週間以上経っていました。今年は従来の試験に加えてオンライン…

成人式とか自粛とか想像力とか

岩田健太郎氏の下記の記事を読んで,主旨には賛同するのですが読んで少し考えたことがありますので簡単に書いておきます。 georgebest1969.typepad.jp はてブのコメントにも書いたように,冒頭で自己紹介をしているのが専門家として良いと思います(バズると…