研究
『日本語の研究』15巻2号のエンバーゴ(猶予期間)が終わったため,公開になりました。 www.jstage.jst.go.jp 関連 dlit.hatenadiary.com
文章の長さとか 言及いただきましたので関連しそうなことを少しだけ。 interdisciplinary.hateblo.jp 私もけっこう長くてややこしい記事を書きますので,「長い」系の苦情をいただくことは少なくありません(でもさいきん少ない気がする)。私のブログの「歯…
ちょっと前に下記の記事が話題になっていましたが, www.nikkei.com これを見た時に私が真っ先に思い出した文部科学省の発表した資料があります,下記の「2040年を見据えた大学院教育のあるべき姿 ~社会を先導する人材の育成に向けた体質改善の方策~」とい…
先に断っておくと,継続して文章を書くとそのうち良いことがあるというような話ではない。定期的に書いているが,私はブログもそんなに継続しなくてもよいと考えている。 dlit.hatenablog.com さて,下記の記事の「意味はあるのか?」という問いに対しては,…
初日だけ参加してきました。プログラム等は以下から見れます。 www.nihongo-bunpo.org 今年はあまり学会に出られていなかったので,いろんな人にあいさつをして回っていました。本もいくつか関わったものが出た年だったのに出版社の方々にもあいさつできてな…
今年は偶然にも宣伝の多い年になっています。論文集『レキシコンの現代理論とその応用』が刊行されました。Amazon等でも購入可能になっています。 レキシコンの現代理論とその応用くろしお出版Amazon 収録論文は以下の通りで,くろしお出版のページから見る…
これまでも他の話題で書いたことがある気がしますが,大学(を拠点にした研究界)がある種「一般社会」から隔絶されているとか,「一般社会」では許されないような行為・人が許容されるという感覚・考え方は確かにあると思います。 https://twitter.com/Mara…
下記の記事で言及もいただきましたのでちょっとだけ。 anond.hatelabo.jp anond.hatelabo.jp ちなみに,私はどちらも未読なのでここで取り上げられている本とその書評(?)の評価などはしません。 書評の対象 ブコメにも書きましたし,この記事のツリーにも…
情報が出てからだいぶ時間が経ってしまいました。刊行が遅れたのは私が編集の業務をしっかりと実行できなかったところに起因するところが大きく,申し訳ありません。 日本語のテンス・アスペクト研究を問い直す 第1巻—「する」の世界ひつじ書房Amazon 詳細は…
すでにTwitterでは何回か宣伝しましたが,論文集『日本語統語論研究の広がり』が刊行されました。私も編者の1人で,論文も書いています。副題に「記述と理論の往還」とあるように,いわゆる「生成文法」をベースにした論文が多いですが,取り扱われている現…
研究者・大学教員の皆様におかれましては,たとえば論文や書籍,学会発表等による研究成果の発表を評価される/することについて(さいきんの状況下では)いろいろ思うところがあるのではないでしょうか。特に評価基準や研究に関する制度・文化が異なる他分…
大関洋平さんとの共同研究でやっていた日本語の二重補充 (dual suppletion)に関するWAFL 14の発表のproceedingsがMIT Working Papers in Linguistics のシリーズから公刊されました。タイトルは発表と一緒で "Dual Suppletion in Japanese" です。 mitwpl.mi…
発行は8/1となっていますが,目次が公開されたようなので宣伝しておきます。 www.jpling.gr.jp 書評の対象は下記の研究書です。目次は次のようになっています。 はじめに 理論的アプローチにおける活用研究の状況と課題 2.1. 活用の理論言語学的研究の問題点…
追記(2021/08/18) 態 (voice)や格 (case),言語類型論などの研究者である今西祐介氏による書評が公開になっています。『中動態の世界』の内容に詳しく踏み込んでいるタイプの書評ではないと思いますが,下記の私の記事に比べるといろいろな言語のいろいろ…
いわゆる「赤とんぼ」の絶滅の危険性に関する記事を見る度に書こうと思いつつ,いつも通りなかなか手が付けられなかったのでごく簡単に。 webronza.asahi.com 言語学と生き物の名前 言語学では,ある言語現象を指す際に生き物の名前が使われることがあります…
今年,40歳になります。 科研費の「若手研究」における「若手」の定義は「39歳以下」から「博士の学位取得後8年未満」に変更されましたが, www.jsps.go.jp もうどちらの基準でも若手ではなくなります。というか,実はこの3月で博士号取得からちょうど10年に…
はじめに まず,この記事は専門外の方への概説というよりは自分用の整理という性質がふだんの記事より強いです。言語学にある程度触れたことがないと論点がよく分からないと思いますがちゃんと書くのはたいへんな内容なのでご容赦下さい。 下記の記事の中で…
叱り方/叱られ方 ちょっと前にNHKの下記の「叱られ方」に関するニュースが話題になっていましたが, www3.nhk.or.jp 大学がこういうことやるのか,と暗い気持ちになりました。もっとはっきり災害対策,護身術,緊急避難のノウハウのような感じでやるならま…
はじめに 今年度,ゼミの連絡にLINEを使ってみました。なのでタイトルには分かりやすく1年と書きましたが,正確には10ヶ月ぐらいですね。 前提として,私のゼミは少人数であること(今年度は2人),私自身ふだんからLINEを使っている(家族とのやりとりだけ…
古典教育・国語教育関連で先日書いた記事にid:karpaさんから情報をいただきましたので,自分の知っている範囲で紹介しておきたいと思います。かなり専門からは遠いので読書案内というタイトルは付けませんでした。 dlit.hatenadiary.com 国語の言語政策史 国…
追記(2019/01/22) カリキュラムの話や読書案内について少し補足を書きました。 dlit.hatenadiary.com dlit.hatenadiary.com はじめに いつも読んでいただいている方には今更だが,こういう内容を書く際には少し自分のことについて書いておいた方が良いだろ…
あまり予想していなかったのですが,久しぶりにお会いしたりお話ししたりできた人がけっこういまして,それだけでも参加して良かったなと思います。おそらくごあいさつもできてない人もいたのではないかと思うのですが,別の機会を狙います。 dlit.hatenadia…
追記(2025-06-08) 下記の個人サイトのページに内容を引き継ぎ、以降の更新はそちらで行うことにしました。 ttagawa-dlit.info このはてなブログの記事は今後更新しませんのでご注意ください。 はじめに 今回の記事の直接のきっかけは下記のまとめへの反応…
はてなブックマークのIDコール廃止(決定)のニュースとTwitterが「いいね」の廃止を検討しているというニュースを同日に見たので少しメモしておこうと思う。 bookmark.hatenastaff.com corriente.top CMC研究とサービスや機能の変遷 こういう機能と「コンピ…
下記の記事の公開後,けっこう面白い広がりを見せつつあるので少しまとめておきます。リンク集は下記で紹介するnext49さんのものですでにまとめてくださっているので必要ないかなとも思いましたが,かぶっていてもできるだけ多くの人の目にとまるのが良いか…
はじめに これまでブコメでIDコールをもらった時は,1) IDコール付きでそのままブコメに追記するかメタブで返事,2) 返信が長くなる場合はブログに新しく記事として書く,3) 返信が難しい,時間がかかりそうな場合はとりあえずスターを付けておく(そのまま…
MIT開催だし競争率高そうと思ってたらOralで通りました。 科研費が切れ個人研究費も過去最低を更新しそうな年に招待発表の話がまとめて来たり海外での発表が通ったりするの何なんですかね… 大関洋平さんとの共同研究(私は2nd)で題目は "Dual Suppletion in…
今年やらせてもらった2つの招待発表(関西言語学会とMLF 2018)でも取り扱った語種と外来語の研究に関するある程度まとまった話をします。「講演」という名前になっているのでちょっと仰々しいのですが私としては長めの研究発表という感じで準備しています。…
今年のMorphology and Lexicon Forum(通称MLF)は筑波大学筑波キャンパスで行われます。概要は下記の通りです。 日時:2018年9月8日(土), 9日(日) 会場:筑波大学 筑波キャンパス 共同利用棟A棟203室 プログラム等:下記サイトを参照 Morphology & Lexi…
直前の告知になってしまい申し訳ないです。 研究会の主旨については下記のページなどご覧下さい。 About | 形態理論研究会 第4回のテーマはEpenthesis(挿入音)です。 以下概要です。 日時:2018年2月28日(水)13:00から17:00程度 場所:早稲田大学早稲田…